第27話 緊急事態 ページ28
フロイドと別れた後、ジェイドの"お話"の様子を見に行く。
店の裏に続く細い細い道を通れば、少し広い空間があり、中央にジェイドと床に倒れている人間が三人。
「お疲れ様ですジェイド」
「おや、Aですか。お話は終わりましたよ」
「ありがとうございますジェイド」
「僕にはご褒美はないのですか？」
「…何でそれを知ってる」
「ふふふ」
「笑って誤魔化すんじゃない」
「フロイドにはあって僕にはないのは悲しいですよA」
「さらっと私の腰に手を回すんじゃない。全くしょうがないですね。用意をしておくのでそれまで我慢してください」
「はい！わかりました」
「ではさっさとオーダーを片付けに行きますよ」
「この人間はどうします？明後日の朝まで寝たままだと思いますが」
「放課後に片付けます。今はラウンジ優先で」
「はい。ではお手をどうぞ」
「全く、色男が…」
「お褒め預り光栄です」
「褒めてない」
Aに手を差し出すジェイド。
Aは口では嫌がっている様に思えるが、Aはジェイドの掌に自分の手を乗せる。何だかんだで誰よりも信用しているのが分かる。
モストロラウンジに出ると、最終オーダーまであと数分という事もあり、従業員が忙しなく働いていた。
「あ〜！やっーと二人戻ってきたぁ！遅い！」
「すみませんフロイド」
「もぉ！オレも駆り出すハメに成っちゃったじゃん！」
「良く頑張りましたね」
「でしょぉ！もっと褒めていいよぉ」
「褒めるのは後でです。先にお客様のオーダーを受けますよお前達！」
「はい」
「ハァーイ！」
その後も従業員総出でオーダーを取り終わり、客足も落ち着いてきた頃…
《ウゥーーーー!!》
耳を打ち付ける様な音が響き渡る。
《セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください》
客は出口にごった返し、従業員はパニック。その場には混沌が広がっていた。
「ジェイドはキッチンの混乱を！フロイドは裏口を開いてください、そこからお客様を外へ移動させます。私はお客様の混乱をおさめます！お願いしますよお前達！」
Aの一声で三人とも自分のやるべき事を始める。
ジェイドはキッチンへ、フロイドは裏口を開き、Aは客の混乱を治め出口への誘導を始める。
三人の働きにより、誰一人怪我人は居らず、全員無事に外に避難が出来た。
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百華夜(プロフ) - tamaさん» あぁぁああああ！！！(便乗の精神) (7月1日 23時) (
レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - あぁぁああああああああああ!!!!!(発狂中 (7月1日 23時) (レス) @page37 id: 816a979284 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜(プロフ) - tamaさん» コメントありがとうございます！…出ちゃいましたアズールw実はこの小説、第35話を書きたいがために作ったんですよねw。頑張って心臓を動かしてくださいね！？更新頑張ります！！ (7月1日 23時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - ハイ!頑張ってください！(二回目） (7月1日 23時) (レス) id: 816a979284 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜(プロフ) - 瀬白さん» コメありがとうございます！それは作者の悪意の塊の産物ですねw反省もしていないし後悔もしていませんw！更新頑張ります！ (7月1日 23時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百華夜 | 作成日時：2023年5月10日 17時
