第23話 白身魚 ページ24
オールマイトによるアナウンスが響き、私は轟さんに巻き付いている蛸足を手解き、上から退いた。
「お前強いな」
「そんな事はありませんよ。あの双子を圧倒する人なんて初めて見ましたよ」
「そうなのか。モニタールームに戻るが双子のどっちか運ぶぞ？」
「いえ、一人で大丈夫です。それより障子さんの所へ」
「わかった」
さてと。私は身長約190cmの可愛いと何故か言われている巨人を運びますか。
まぁ、蛸足で巻き付いて持ち上げるんですがね。
「コイツら何を食べたらそんなに大きくなるんだ？ウツボだからか？」
独り言を呟きながらモニタールームの扉を開けると女子全員が飛び付いて来た。
「うわっ！？吃驚しました…」
「もう！こっちが驚いたよ！！その魅惑のタコ足なに！？」
「あんなに強いの知らなかった！！」
「怪我がなくて良かったですわ！」
「ホンマびっくりしたよ！」
反応を見る限り、本当に心配していたと分かった。良い友達が出来て、私は幸せです。
「ふふっ」
「あっ！今笑った！！」
「双子を降ろさなくて大丈夫なの？ケロ」
「今降ろすので少し避けてください」
「わかった」
女子が退けてくれた事で双子を降ろすスペースが出来た。私は双子をそこに降ろし、
「八百万さん。マッチを作れますか？」
「えぇ！作れますわ。どうぞ！」
マッチ棒を箱に擦り付けて火を付ると、双子の側にしゃがみ込んだ。
「皆さんは知っていますか？ウツボはその恐ろしい姿からは想像できない程上品な味わいの白身魚なんですよ」
「美味しいですわよね！」
「八百万食べたことあるの？」
「はい！臭みが全くなく、コラーゲンがあるのかプリプリとした食感でとても美味しいのですよ」
「そのとおりです！高知県ではウツボは人気食材として古くから愛されてきたんです」
火の付いたマッチ棒を双子の顔面スレスレに近付ける。
この双子は一体どんな味がするのやら。
「起きるからゴメンて！！！」
「幼児虐待で訴えますよ！！！」
「どこぞのラップをするうさポリの声で言われても実感沸きませんよ」
「ﾋｮｵ！！！！」
「うるさい」
周りの人は目を点にして、この光景を見ている。その中で一番最初にコチラに戻って来たのは緑谷さんだった。
「え？起きてたの？」
「えぇ、Aの「
「ほぼ全部じゃないですか！お陰であの試作品を飲むハメになったじゃないですか！」
「美味しそー！」
「こらフロイド！触手に噛みつくな！」
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百華夜(プロフ) - tamaさん» あぁぁああああ！！！(便乗の精神) (7月1日 23時) (
レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - あぁぁああああああああああ!!!!!(発狂中 (7月1日 23時) (レス) @page37 id: 816a979284 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜(プロフ) - tamaさん» コメントありがとうございます！…出ちゃいましたアズールw実はこの小説、第35話を書きたいがために作ったんですよねw。頑張って心臓を動かしてくださいね！？更新頑張ります！！ (7月1日 23時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - ハイ!頑張ってください！(二回目） (7月1日 23時) (レス) id: 816a979284 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜(プロフ) - 瀬白さん» コメありがとうございます！それは作者の悪意の塊の産物ですねw反省もしていないし後悔もしていませんw！更新頑張ります！ (7月1日 23時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百華夜 | 作成日時：2023年5月10日 17時
