第1話 死は始まりに ページ1
目が覚めたら知らない場所に居た。
聞こえるのは赤子の産声と体に伝わる温もりが私に感じられる最大だった。
得体の知れない眠気が私を遅い、それに抗うこと無く私は瞳を閉じ、暗闇に見を投げた。
ブクブクと気泡が音を立てるのが聞こえた。
目を開けると、暗くて何も見えない。
まるで、孤独と常闇、そして心の中にある闇の色を混ぜた様な暗さだった。
手を横にやると壁らしき物があり、それを伝って前に進んだ。
今度はスイッチらしき物に手があたり、それを押す。
カチッと軽快な音を立て、辺りが明るく照らされた。
そこは紙が散乱してあり、床が見えない。
試しに一枚覗いて見ると、中身は小説だった。
他に落ちている紙もこの一枚に続いているのだろうか…
辺りを見ると、ベッドに人が眠っていた。
音を立てない様にそっと近付き、顔を見た。その人の顔は、まるで…
私は売れない小説家だった。
そうだ、あの時は有名な会社にオファーされて小説を書いていた。
鳴呼、何故忘れたんだ。
私を死に追いやった会社だ。
次から次へ私に注文をするあの社長。
死に物狂いで物書きをする私、周りからの大きな圧。
延長なんて出来ない。
寝る時間は午前１時から午前６時までのたった５時間で外に出ることすら堪らない。
時間が惜しいのだ。
栄養ドリンクだけで生活をし、その体は白く、細くて、まるで生きる屍だ。
ベッドの中の私は息をせず、心臓の鳴き声が一切聞こえない。
死んでいるのか…
理解するのにそう時間は要らなかった。
じゃあ私は誰だ？
原稿用紙なんて今では只の紙屑だ、私は紙の上を駆け洗面所の鏡を見た。
そこに映っていたのは、私ではない誰か。
私の黒髪と違い、綺麗にうねったシルバーの髪。
不健康だった私の白い肌と違い、白いが血色が良い美しい肌。
茶色くどす黒く濁った私の瞳と違い、大海原の清々しい青空の様なスカイブルー。
わたしとは正反対の若い女が映って居た。
その女の髪は徐々に短くなり、華奢な肩は少々横に広がり、背丈が高く成る。
女だった筈なのに、男に変わった。
その男は私に語り掛けてきた。
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百華夜(プロフ) - tamaさん» あぁぁああああ！！！(便乗の精神) (7月1日 23時) (
レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - あぁぁああああああああああ!!!!!(発狂中 (7月1日 23時) (レス) @page37 id: 816a979284 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜(プロフ) - tamaさん» コメントありがとうございます！…出ちゃいましたアズールw実はこの小説、第35話を書きたいがために作ったんですよねw。頑張って心臓を動かしてくださいね！？更新頑張ります！！ (7月1日 23時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
tama(プロフ) - ハイ!頑張ってください！(二回目） (7月1日 23時) (レス) id: 816a979284 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜(プロフ) - 瀬白さん» コメありがとうございます！それは作者の悪意の塊の産物ですねw反省もしていないし後悔もしていませんw！更新頑張ります！ (7月1日 23時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百華夜 | 作成日時：2023年5月10日 17時
