Tt

＊15 ページ15

LIVEの時に新曲リリースの発表があった。

今、リリイベの詳細がFCから届いた。

『日本で初のサイン会を開催します！』


『サイン会来てください』って言ってたな。

もぉここしかない。

テテと話できる場なんて
偶然を待っててもこない。

このサイン会でテテの気持ち聞きたい。

あのLIVEで私は特別なんだよって
教えてくれた気がするんだもん。

思い出すだけで幸せな気持ちになれる。
胸が締め付けられるみたいに痛い。

あの日から
私はもっと特別な存在になりたい。
って思ってしまった。

覚えてくれてたら満足だ。
なんて思ってたのに、
もっともっとって求めてしまう。

(テテ。好き、、、)

突然電話が鳴って我に返った。

｢A、リリイベの詳細見た？｣

｢みたよ〜。私、サイン会行きたい！｣

｢やっぱり？
そぉ言うんじゃないかなと思った。
私その日友達の結婚式だから無理なんだよ〜｣

｢そ〜なの？私は申し込んでみるから
当たったら１人でも行ってくるよ〜｣

｢いいなぁ〜。羨ましい〜！
ジミンちゃんと会いたいのに〜！！｣

｢代わりにあってくるから！笑｣

どんだけ行きたいと思っても
当てないと行けないのが現実。

自分でも引いたけど
１ヶ月の給料分予約した。

CDが届いて笑った。

応募するけどなかなか当たらない、、、
やっぱりみんなサイン会行きたいよなぁ。

残りも少なくなって来て不安になり始めた時、
ようやく当たった！！

とりあえずホッとした。

サイン会の準備。

私がポストイットに書いたのは

『好き。テテ、付き合ってください』

それと携帯の番号を貼った。

急にこんなんで引かれるよな、、
番号まで貼って気持ち悪いよな、、

って自分の中で葛藤した。

でもきっとこんなチャンス何回も来ない。
このサイン会だってやっとの思いで
当てたんだからちゃんと確かめて帰らなきゃ。

それにこれがホントの私の気持ちだから、、


サイン会が始まった。

ホソク→ユンギ→ジミン
→ナム→ジン→テテ→グクの順番に並んでる。

待ってる間にテテを見てたら
手繋いでニコニコして楽しそう。

その姿を見てるのが辛くなった、、

テテが私を好きかもとか思って
勝手に舞い上がってここまで来て
馬鹿みたい、、、

それからは見ないようにした。

＊16→←＊14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す