Tt (ページ11)

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＊11(テテside) ページ11

バタバタとした毎日を過ごしていたら
あっという間に日本公演の日がきた。

リハーサルも無事終わって本番が始まった。
いつも通りLIVEが進んでいく。

センターステージに移動した。

(Aヌナみてくれてるのかな？
この辺に座っててくれたら
分かるんだけどなぁ～)

って思って見渡したその時、
体に衝撃が走った。

目の前にヌナがいる。
間違いない。Aヌナだ。

やっぱり来てくれてたんだ。

近づいて行くにつれて
ヌナの顔がどんどん赤くなるのがわかる。

(なんでいつもそぉいう顔してんだょ、、、)

その顔が忘れられなかったんだ。

女の子の事は良く分からないけど、
恋してる顔ってやつ？

他の子でもそうなんだろうなって
思う事は何回もあるし、
いつも『ありがとうと』って思ってる。

でも、ヌナはいつもとは違うんだ。

なんか、、すごく抱きしめたくなる、、、

とりあえずヌナに手を振った。

Aヌナが笑った。
笑った顔、可愛い。

あっという間にLIVEが終わった。

｢ヒョン今日は調子良さそうでしたね！
何かいい事でもありましたか？笑｣

ふざけて聞いてきたジミン。

｢Aヌナがいたんだよ！｣

｢サブステの真ん中から1つ右側の2列目の子？｣

｢え？！なんで知ってるの？！｣

｢お前の事はなんでも分かるんだよ！笑｣

(なんで？ってサブステ着いた時のお前の顔とその目線の先をたどったらすぐ分かったよ。2人とも同じ顔して見つめ合ってんだから、、、)

｢なんだよそれ～笑
明日も来てくれるといいのになぁ～｣

｢そーだな！｣

2日目のLIVEが始まった。

昨日と同じように見渡したけど
Aヌナの姿はなかった。

(やっぱりいないか…
遠くだと分からないな)

最後のトロッコにジミンと乗った。

｢テテ、今日はいなかったな｣

｢そぉなんだよ。
でも絶対来てくれてると思う｣

｢なんだよその自信。笑｣

トロッコがスタートした。

(やっぱり分からないなぁ)

もぉすぐ降りるというところで

『テテー！！』

何故かその声だけはっきり聞こえた。
声の方を振り返ると、、
そこにはAヌナが手を振ってた。

｢ジミナ！ジミナ！ヌナ！あそこー！｣

と思わず言っていた。

｢お～！｣
(テテ嬉しそうだな。笑
何故か俺も嬉しくなったじゃん。笑)

2人で一緒に手を振った

2日間のLIVEが無事終わった。