涼真くんの複雑さ ページ10
次の日またアトリエにいき
モデルの手伝いをしていた
凄く険しい顔でポーズをしている
(涼真)「もうやめやめ!」
あゆみ「どうしたの?」
(涼真)「お前が険しい顔してるからだよ!
心配なのか?パパがまだ帰ってこないのか?」
あゆみ「それだけじゃあなくて
親戚でも色々あっていとこのイトちゃんも
ぐれちゃて…」
(涼真)「ほっとくしかないだろう!お前がどうこう
出来るわけじゃあないし
それよりママからの独り立ちはどうなったんだよ」
あゆみ「それには色々あって」
(涼真)「お前が何かしようとしてもママが
着いてきて何でもやっちゃうんだろう」
あゆみ「うん…どうしよう」
(涼真)「それはびしっと言ってやるしかないな
もうあゆみの邪魔はしないで〜!って」
あゆみ「言えないよそんな酷い事
ママの事は大好きだし」
(涼真)「ハイハイ!じゃあ一生このままでいるんだな
ママに送ってもらって弁当作ってもらって」
あゆみ「あぁ!涼真くん一緒にお弁当食べようよ!」
(涼真)「お前のママに怒られるし、腹減ってねぇーし」
涼真のお腹が鳴る
あゆみ「そんな事言わないでさ!
そうだ前から気になってたんだけど
どうしてこの赤い絵の具の空をずっと持ってるの?」
(涼真)「別に…」
あゆみ「何か思い出があるとか?」
(涼真)「うるせーな!それ捨てて良いから!」
あゆみ「いや…でも)
(涼真)「捨てろ!」
あゆみはゴミ箱に捨てるのをためらう
(涼真)「すてろって…」
あゆみはゴミ箱に捨てた
(涼真)「もう帰れ」
あゆみ「えっ?」
(涼真)「今日は徹夜でバイトだから寝とくんだよ
俺みたいなビンボー人はなお前とは違って
働かないと食っていけないんだよ」
その時ママからのメールが
「今日の迎えは何時にする?」というメールだった
あゆみはアトリエから帰ってきて
ママの方のママとパパの家にきていた
あゆみ「じぃじ〜ばぁば〜」
家の中に入るとじぃじが居間で布団に入り寝ていた
39人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
浅野さん - オリフラ外しましょうね♪ (2017年8月4日 14時) (携帯から) (レス) id: f9f0085efd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayu | 作成日時:2017年8月4日 14時