涼真くんと ページ8
朝起きて
服を自分で選ぶ
着替えて部屋から出て
ママに挨拶をする
パパはまだ帰って来てない
今日もママは私を駅まで車で送る
自分の授業が終わって
いつもの用にアトリエにいく
あゆみ「こんにちは!涼真くん」
(涼真)「おぉー来たかぁ!そこのソファーに寝てみて
この本みたいに」
あゆみは涼真が見せてくれた本に載ってる人の
ポーズをしてみる
(涼真)「うーんちょっと良いか?触るぞ
足をこう曲げて頭の後ろで腕組んで………………あぁ〜!
足戻ったし!お前さ!硬いんだよ
リラックスしてリラックス」
あゆみ「ごめんね…モデルとか初めてだから」
(涼真)「じゃあ!カバン抱いて」
あゆみ「ギュー」
(涼真)「うん、とりあえずこれでいいや
後笑って!…………だからもっと自然に」
あゆみは自然に笑ってみせるが不自然
(涼真)「うん、もうそれでいいや」
その時あゆみのスマホが鳴る
あゆみ「あぁ!ちょっとごめんね。…ママからメールだ」
(涼真)「なんだって?」
あゆみ「迎えはいつもの時間でいい?
久しぶりに外で二人でご飯食べない?って」
(涼真)「パパ?ハブか?」
あゆみ「それがパパ怒って家出しちゃて
俺はお前達のスポンサーじゃあない〜って」
(涼真)「おぉーやっと言ったかパパやったね。
本音言えたか」
あゆみ「どうしたら良いと思う?」
(涼真)「ほっとけば!どうせすぐ帰ってくるから」
あゆみ「どうして、そう思うの?ママも同じ事
言ってたけど」
(涼真)「俺に言わせれば心暖まるエピソードだからだよ
お前の家なんて世の中にはもっと酷い事したり
子供を捨てる親なんていくらでもいるんだから…
良いから!ポーズとれよ!ほら、ほら」
あゆみ「うん…」
(涼真小声)「今までぬくぬく守られてた
お前には分からないんだよ
親に愛されて育つ事がいかに幸せな事か」
あゆみ「涼真くんのパパとママは
愛してくれなかったの?」
(涼真)「お前はデリケートな事ストレートに聞くね」
あゆみ「ごめん…」
(涼真)「いや別に良いけど
父親は俺が物心つく前に死んだし
母親はハッピーに男と暮らしてるんじゃあないのか
どっかで」
あゆみ「どっかでって会ってないの?」
(涼真)「うるさいな!良いから黙ってポーズとれよ」
涼真は絵を書き続けた
その夜パパのスマホに一通のメールがあゆみからだ
メールの内容は
あゆみ「パパ私は過保護だと思う?」
と言うメールだった
パパは迷わず、そうだと思うと返事をした
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浅野さん - オリフラ外しましょうね♪ (2017年8月4日 14時) (携帯から) (レス) id: f9f0085efd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayu | 作成日時:2017年8月4日 14時