最強の少女と6人の苺の王子様

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Aside

私じゃ無い…?

じゃあ私は誰…?

落ち着け。私は莉辯梛A

大丈夫。

でも、私はそんなに変わってしまったの?

ころん王子side

『そうですか。』

そう言うAは、静かに泣いていて悲しみの香りがしていた……

僕には、3人の話もAが泣いている理由も全くわからなかった。

でも僕でもこれだけは分かった

さとみ君が滅茶苦茶Aの事を愛している事

ジェル君も同じだろうけど

あと、さとみ君が今までの縁談(1687件)を全て断っていた意味も分かった

1687件だよ?!

僕でさえ593件なのに

良くそんなに断り続けられたよね。
　
なんたってさとみ君はモテるからね

それは置いといて

どうしてさとみ君は目の前に居るのがAだと信じないの?

幾ら変わったってAはAなんだよ。

なんでそれがわからないの?

こ「さとみ君…幾らさとみ君が認めなくてもAはここに居る。偽物も本物も無いんだよ。現にAが目の前にいる事が証拠でしょ?」

ごめんね。さとみ君

きつい言い方して

さ「違うんだよ。ころん」

と儚く笑った

えっ?

どういう事？

さ「俺はただ単に、Aに笑っていて欲しいんだ。全部までとはいかなくとも前のAに戻って欲しいんだ。」

る「さとみ君……」
　
そっか

るぅと君もさとみ君もAと同じで辛いんだ

『すみません。それでは桃の国だけ貿易を延期と言う事で』

ねぇ。
　
なんでAはそんなに冷静なの?

すると察したようにAが

『すみません。感情なんてもう随分と昔に無くなってしまったので。』

それでは。と言って行ってしまった…

Aside

あぁ。

何だろう。

この気持ちは

感情なんてもう無いのに

王子達に話しかけられる度、胸がｷｭｳって締まって苦しくなるの

そして何処か懐かしいの

これは何?

誰か教えて……

私は女王。

こんな気持ちに振り回されてはイケナイの

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