. ページ9
約1時間前
んっ…
まだ眠い
さとちゃん何処だろう…?
リビング?
居ない…
お風呂…は音がしない
「さとちゃん!」
返事が無い
何処?
もしかして、捨てられた…?
やだ。やだ。やだ。
さとちゃん居ないと生きていけない。
寒い
お布団に包まれたい
……違う
さとちゃんの温もりじゃ無い
ポロポロ
さとちゃん。さとちゃん
捨てないで!捨てないで!
やだ。やだ。
さとちゃんと一緒に居たい
さとちゃん。さとちゃん。
他の人の所行かないで
〜〜♬
何?この音
もしかして玄関?
もしかしてさとちゃん?
見に行こう
えっ…誰?
知らない人。
さとちゃんは、髪がピンク色。赤色じゃ無い
誰?怖いよ
さとちゃん早く帰って来て
怖い。怖い。怖い。
ピッピッピッ スー ピピッ ガチャ
※さとみくんのマンションは暗証番号とカードキーの2段階です。
「さとみくん。居ないの〜?」
入って来た
怖いよ。助けてさとちゃん
「えっとぉ…誰?」
こっちが誰か知りたい
ポロポロ
怖い
涙が止まらない。止まって!早く
「誰?さとちゃんは!?」
何やってんだろう
知らない人に当たって
鍵持ってるんだから、さとちゃんの知り合いなのに
駄目って頭では分かってるのに体が思う様に動かない
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
頭が正常に動かない
何なら頭が働いていない
ごめんなさい。
「ちょっと落ち着いて!?」
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
そう言って私は、布団にくるまりソファに体を沈ませた
ピッピッピッ スー ピピッ ガチャ
「お、お帰り…」
赤色の髪の人に当たっちゃって罪悪感が合ってぎこち無くなってしまった
「誰か来てるの?」
ここまでがAが起きてからさとちゃんが帰って来るまでに起きた事……
41人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りふる x他1人 | 作成日時:2021年1月1日 14時