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んっ…
此処は何処?
あの時、何にも着て無くてシーツを包んで上着っぽくしてただけなんだよね…
あの男の人誰なんだろう?
視界が薄れて誰かまで確認できなかったから一応微笑んだと思うんだけど…
わかんないや
でもあんな場所に何の用だったんだろう?
まさかさとちゃんでは無いよね
さとちゃんが良いけど、さとちゃんに裸見られたくないし
まぁ他の人も嫌だけど
でも本当に此処は何処なんだろう?
呼んでも良いのかな…でも睡眠を取らしてくれてるからこれ以上迷惑かけちゃ駄目だよね。
「あれ?起きたんだ。呼べば良かったのに。」
そう言って笑う彼はかっこよかった
「ご飯出来てるけど食べられる?」
ご飯…
ご飯なんて頂いて良いのかな
『…迷惑じゃ…無いですか…?』
自分でも驚く程今にも消えそうな弱々しい声だった
「もちろん!Aの為に作ったから。」
そう言って笑う彼はやっぱり太陽見たく輝いていた
『じゃあ頂きます…』
正直言うと私は良くご飯を抜かれる事があって、満腹中枢が麻痺っていてご飯を余り食べられないんだよね…
頑張って食べよう
「オムライス好きだったよね。今も好き?」
オムライス!
今も昔も大好き!
『うん!大好き』
この質問で確信した
この人はさとちゃんだ
そういえば洋服無いんだよね
『洋服無いんだけどどうしたら良い?』
そう聞くと彼はうーんと言って
「俺の洋服か何か貸すよ何が良い?」
と言ってくれた
生憎今は夏なのでパーカーとは言えず
『シャツでお願いします。』
「わかった。待っててな」
さとちゃんのズボンは大きくて履け無さそうだからワンピース見たいな感じで着よ
「ほい。これで良い？」
渡されたのは白いシャツ
『うん。ありがとう』
私は渡されたシャツを着てさとちゃんが待っているリビングへ向かった
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作者名：りふる x他1人 | 作成日時：2021年1月1日 14時
