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うん。
着替えてきます。とは言ったけど、改めて鏡で今の姿を見ても何処が駄目なのかがさっぱりわからない
さっき恥ずかしかったのは、さとみ君のシャツだった事を思い出しただけであって別に羞恥心は無い
「さとみ君…!何着れば良いのかわからない」
叫んだけど…迷惑じゃないかな?
「どうしたA」
「何着れば良いのかわからなくて…」
えー。と面倒臭そうに言いながらも一生懸命考えてくれている
そんな所が大好きだ。
「前買ったあの服装で良いじゃん。って聴いてる?」
全く聴いてなかった…どうしよう…
「聴いてませんでした。すみません」
「素直でよろしい。じゃあ後でお仕置きね。洋服はこれに着替えて」
「はーい。」
たくっ。と言いながら彼はリビングへ行ってしまった。
なんかナチュラルに"お仕置き"って言われた様な…?
まぁ気のせいだろう。
これに着替えれば良いんだよね。
____着替え終わり。
着替えたけど…似合っている気がしない
まぁ彼が選んだのだから大丈夫だろう
「さとみ君。これで良いの?」
私の姿を見るなり彼は悶込んでしまった
「さとみ君大丈夫?」
「それ反則…」
なんか悪い事しただろうか…
やっぱり彼は掴み所が無いと言うか、何と言うか分からないけど、私を"愛してくれている"
そんな彼に私も溺れている。
だって言わせてみれば反則なんて言う言葉が似合うのは彼の方だ
何をするにしても格好いいのに、なんか可愛いんだ。
気分屋な所も大好き。
私の事捨てないでよね。さとみ君
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2021/05/04 21:36
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作者名:りふる x他1人 | 作成日時:2021年1月1日 14時