宴3 ページ37
カナヲ「その、おめでとう」
「ふふふ、ありがとう」
そう言うとまた下を向いてモジモジしてしまった。可愛い…何か言いたいことがあるのかな
カナヲ「姉さん、幸せに、なってね」
「!うん」
びっくりした。そんなこと言われるなんて思ってなかった
「カナヲがこの1年ですごく成長して、私驚いたんだよ?」
カナヲ「え…?」
「うん。昔も可愛かったけど、今もとっても可愛い。カナヲの意思が聞けて嬉しい」
カナヲ「…」
林檎みたいに赤い。可愛いなぁ。可愛いしか言ってないなぁ
「これからも鬼殺隊士として頑張って。私はもう戦えないから」
カナヲ「うん、頑張る」
「あ、でも無理はしないこと。カナヲが怪我すると私毎回苦しいの」
カナヲ「うん、」
「仲間も大事にしてね。きっと助けてくれるから」
カナヲ「うん」
そっ…と優しく頭を撫でる。二度と会えないというわけでもないが、いつ死ぬか分からないから、撫でれる時に撫でときたいのだ。
「よし!それじゃあ早速炭治郎くんたちに話しかけて来なさい!話すのは仲良くなるための第1歩よ!」
カナヲ「わかった。……姉さん」
「なぁに?」
カナヲ「………ありがとう」
カナヲ…本当に成長したね
「こちらこそありがとう」
カナヲがまた話しかけに行って、1人になった
カナヲの姿を見ていると、後ろから誰かが話し掛けて来た
山口「栗花落…じゃなかった。不死川さん!」
「あ!山口くん!久しぶり」
本当にすごく久しぶり!
山口「久しぶり!苗字変わるの、慣れないな」
「ふふ、うん、そうね」
山口「結婚おめでとう」
「ありがとう!」
山口「あとさ、今更なんだけど、俺の事下の名前で呼んでよ。同期だし。俺もAさんって呼んでいい?」
あ、たしかに。何で今まで苗字呼び…あ、私があの頃はまだ意思あんまり無かったからか
「全然いいよ!えっと、蒼くん…?」
蒼「うん!Aさん!」
「なんか新鮮だね」
蒼「そうだね…」
懐かしいなぁ。
あの頃とまた背が伸びて、蒼くんは大人っぽくなった。童顔なのか、ちょっと少年感あるけど
蒼「まさか風柱様とAさんが結婚するなんて思ってなかったなぁ。婚約者ってのは聞いてたんだけどね」
「そうなんだ…。そんなに意外なの?」
なんか毎回びっくりさせられるんだよね
蒼「うん。でも並んでみると確かにお似合いだよ」
「えへへ、ありがと」
蒼「俺も頑張んなきゃなぁ…Aさんのためにも」
私のためにも?
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鈴音月 - ゼリーさん» やさしい゛゛゛!! (2021年6月14日 20時) (レス) id: 7ac441a921 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - こちらこそお忙しい中更新してくださってありがとうございます! (2021年5月31日 17時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» ありがとうございます(泣) (2021年5月29日 13時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - 受験生なんですね!受験勉強頑張ってください! (2021年5月25日 21時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» まじですか!?!?おめでとうございます!!(気が早い)応援のお言葉もとても嬉しいです…。更新遅くてすいません。受験生なもので、ね、うん、言い訳は良くないですね。頑張ります!!! (2021年5月23日 11時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴音月 | 作成日時:2020年12月21日 22時