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言えない ページ17

止めようと口を開きかけると、カナヲが何か言っていることに気づいた

カナヲ「し、静かにして」

「カナヲ…?」

カナヲ「静かに」

アオイ「なんですって!たいして変わらないじゃないのよ!!」

カナヲ「炭治郎寝たから静かにして!」

あのカナヲが……大きな声で注意した。しかも自分の意思で

「カナヲ……」

妹の大きな成長をまた感じて、頭を撫でる。照れてる、可愛い。

伊之助「あー!またコイツ昏睡した!!」

アオイ「縁起の悪いこと言うんじゃないわよ!静かにしてください!!」

なんだかんだで仲が良い2人を見つめる。

きよ「カナヲさん、Aさん、重湯作りに行きましょ」

カナヲ「うん」

「そうね」

きよ「早く回復してたくさん食べれるようになるといいですね」

――――――

その後家に帰宅して、実弥さんとご飯を食べている。

「今日、炭治郎くんが目覚めたんですよ!本当に良かった…」

実弥「そうかァ」

「あ、実弥さんは炭治郎くんたちが嫌いでしたよね」

実弥「鬼を連れてること認めてねェだけだァ」

「ああ、そういうことでしたか」

実弥「まァ、、あの坊主は真が通ってて悪いやつとは思ってねェ」

「へぇ…」

実弥さんって、実は結構優しいんだよね。嫌いでも相手のことはちゃんと見てくれてる。

実弥「そういやァ、お館様にも挨拶に行かねェとなァ」

「あっ、そうですね」

むしろ、しのぶに挨拶行くのよりこっちの方が大事だったのでは。
完全に忘れてたよ…。

実弥「明後日、非番だから行くかァ」

「え、あ、はい」

なんか急展開すぎて頭追いつかない

実弥「着物も決めてねェだろォ」

「ウッ……はい」

あれから、結局何も決めていない。買いに行こうとお店を覗いたことはあるのだが、1人では無理で中には入れなかった。

綺麗な着物を見ると、私が本当に着ていいのか不安になった。

昔の記憶が、私だけ幸せになっていいのか、と思い続けている。

やっぱり式なんてやらない方がいいんじゃないかとも思ったけど、もう日取りも決めてあるのに実弥さんに“やらない”とは言えなかった。

実弥「帰りに一緒に買いに行くかァ」

「えっ」

実弥「嫌かァ?」

「いえ!実弥さんと行きたいです!」

実弥「フッ、じゃあそうするかァ」

「はい!」

取り敢えず、この気持ちは仕舞っておこう。

心のモヤモヤを消すようにご飯を勢いよくかきこんだ。

幸福→←ミツアナグマ



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鈴音月 - ゼリーさん» やさしい゛゛゛!! (2021年6月14日 20時) (レス) id: 7ac441a921 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - こちらこそお忙しい中更新してくださってありがとうございます! (2021年5月31日 17時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» ありがとうございます(泣) (2021年5月29日 13時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - 受験生なんですね!受験勉強頑張ってください! (2021年5月25日 21時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» まじですか!?!?おめでとうございます!!(気が早い)応援のお言葉もとても嬉しいです…。更新遅くてすいません。受験生なもので、ね、うん、言い訳は良くないですね。頑張ります!!! (2021年5月23日 11時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴音月 | 作成日時:2020年12月21日 22時

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