ミツアナグマ ページ16
炭治郎｢そうか…伊之助は……？｣
すみ｢伊之助さんも一時危なかったんです｣
アオイ｢伊之助さんすごく状態が悪かったの。毒が回ったせいで呼吸による止血が遅れてしまって｣
本当に危ない時、しのぶと私とアオイが付きっきりで看病したのを思い出す。伊之助くんが目覚める前は、何度も死ぬんじゃないかって不安になった。
炭治郎｢そうか…じゃあ…天井に張りついてる伊之助は俺の幻覚なんだな…｣
その言葉に、みんな一斉に天井を見上げる。一瞬時が止まった気がした。
｢うわっ……｣
後藤｢うわーっ！！｣
すみ｢キャアアッ｣
後藤｢どうしてんの！？｣
伊之助｢グワハハハ！！よくぞ気づいた炭八郎！！｣
炭治郎｢俺……仰向けだから…｣
そのまま伊之助くんが布団に降りてきたので、私はなほちゃんを慌てて膝の上にのせた。両隣りのカナヲとアオイも戸惑っている。
本当に伊之助くんの行動には毎回驚かされるなぁ。
伊之助｢俺はお前よりも七日前に目覚めた男！｣
炭治郎｢良かった…伊之助は……すごいな…｣
伊之助｢へへっうふふっ、もっと褒めろ！！そしてお前は軟弱だ！心配させんじゃねぇ！！｣
善逸くんは起きてからずっと2人に話しかけてたし、伊之助くんも目覚めてから炭治郎くんの病室に行っていた。
なほ｢伊之助さんが普通じゃないんですよ！しのぶ様も言ってたでしょ！！｣
｢なほちゃんの言う通り。っていうか布団から降りようか？｣
言っても聞かない。まぁ知ってたけども！！
きよ｢そうだ炭治郎さん、見てくださいこの本。｢ミツアナグマ｣っていう外国のイタチです！｣
ミツアナグマ……初めて聞いた名前だ
きよ｢分厚い皮膚は鎧なんですよ、獅子に咬まれても平気なの。毒が効かないから毒蛇であっても食べちゃうし。伊之助さんはこれと同じだってしのぶ様が｣
｢ふふっ、へぇそんなこと言ってたの？｣
きよ｢はい！｣
炭治郎｢ふふ……｣
後藤｢適当だな。胡蝶様も｣
アオイ｢彼について考えるのが面倒くさくなったのでは？｣
｢ふふふ、ありえるね｣
伊之助｢つまり俺は不死身ってことだ！！｣
後藤｢いや違うだろ。馬鹿じゃねーの｣
伊之助｢誰が馬鹿だコノヤロー！｣
すみ｢キャーやめてください〜｣
｢伊之助くん…！｣
アオイ｢あなたは毒も効きづらいけど薬も効きづらいからきをつけなさいってしのぶ様にも言われたでしょ！！すぐ忘れるんだから｣
伊之助｢うるせーな引っ張んじゃねーよチビ！！｣
あぁー喧嘩が始まった
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鈴音月 - ゼリーさん» やさしい゛゛゛！！ (2021年6月14日 20時) (
レス) id: 7ac441a921 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - こちらこそお忙しい中更新してくださってありがとうございます！ (2021年5月31日 17時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» ありがとうございます(泣) (2021年5月29日 13時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - 受験生なんですね！受験勉強頑張ってください！ (2021年5月25日 21時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» まじですか！？！？おめでとうございます！！(気が早い)応援のお言葉もとても嬉しいです…。更新遅くてすいません。受験生なもので、ね、うん、言い訳は良くないですね。頑張ります！！！ (2021年5月23日 11時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音月 | 作成日時：2020年12月21日 22時
