栗花落カナヲのお姉ちゃん 参

目覚め ページ15

カナヲ｢ぁ、ごめんなさい｣

｢うん、次から気をつけてね。あと後藤さんも片付けてくださったからお礼言いなさい？｣

カナヲがちょっとしゅん…となってしまったのは心苦しいが、ダメなことはちゃんとダメって言わないとね。

カナヲ｢ありがとうございます…｣

後藤｢いえ、大丈夫ですよ。あとこれ、カステラ置いとくんで暫くしたら下げてください。痛みそうだったら食べちゃっていいので｣

炭治郎｢あ…ありがとう……ございます……｣

後藤｢……｣

｢え…？目覚めてる？｣

後藤｢意識戻ってんじゃねーか！！もっと騒げやアアア！！！｣

うわっびっくりしたぁ

後藤｢オメーは本っ当にボーッとしてんな、人を呼べっつーの！！意識戻りましたよってよ、馬鹿野郎が！！！｣

｢ご、後藤さn(((後藤｢みんな心配してんだからよ！上とか下とか関係ねーからな今だけは！！｣

私が喋る余地すらない。カナヲもあわあわペコペコしてる。

後藤｢きよちゃん、すみちゃん、なほちゃーん！アオイちゃーん！！炭治郎意識戻ったぜえええ！！｣

｢その声は何処から出てるのかな…｣

少し驚きながらもカナヲの隣の椅子に腰掛けた。

暫くして、きよちゃんたちが泣きながら部屋に来た。洗濯物が絡まったアオイをお化けーっ！と言っていたきよちゃんには笑ってしまった。

アオイ｢意識が戻ってよかった〜〜〜！！あたしの代わりに行ってくれたからみんな…ウオオォン！！｣

泣き方が独特だったけど、アオイも私と同じことを考えてたみたいだ。

｢本当に、目覚めてよかった｣

泣いているみんなを見て少し貰い泣きしてしまう

炭治郎｢すいません…心配を……おかけして…｣

｢ううん…生きててくれてありがとう！｣

アオイ｢本当に良かったあああ！！｣

…アオイ号泣だね

炭治郎｢ありが…とう……他の…みんなは…大丈夫…ですか…？｣

後藤｢黄色い頭の奴は一昨日だっけ？｣

すみ｢はい｣

後藤｢復帰してるぜ。もう任務に出てるらしい｣

｢すごい嫌がってたけどね｣

すみ｢善逸さん、翌日には目を覚ましたんですよ｣

後藤｢音柱は自分で歩いてたな。嫁さんの肩借りてだけど｣

｢えっあの怪我でですか？｣

後藤｢あはは…はい｣

それは初耳だ。後藤さんも苦笑している

後藤｢隠は全員引いてたよ、頑丈すぎて。すごい引いてた｣

うん、少し想像しただけで隠しの方の様子が目に浮かぶ

ミツアナグマ→←お詫び

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す