喧嘩は程々に ページ12
朝、目覚めると真が私の隣で寝てた。
寝返ってみるとまた傷ができてる実弥さんがいた。寝てる間に帰ってきたみたいだ。
2人を起こさないようにそっと部屋を出て身支度を整える。
多分実弥さんはお風呂に入れてないと思うからお湯を沸かす。
沸かし終わって家に入ると、実弥さんが起きていた。
「おはようございます。お風呂沸きましたよ」
実弥「オウ、ありがとなァ」
「まだ寝てても良かったのに」
実弥「アー……報告書書かねェといけねェしなァ」
毎回思うけど、柱は本当に大変だね…
「じゃあ今日の朝ごはんは、力が湧くようにたくさん作りますね!」
実弥「嗚呼、楽しみにしとくわァ」
___
実弥「あがったぞォ」
「はーい、朝ごはんももうすぐ出来ますよ。あ、新聞は棚の上です!」
実弥「オォ」
なんだか、実弥さんが何か言わなくても大体わかるようになってきた。周り(蜜璃さん)からは熟年夫婦みたいだと言われた。
まぁ付き合いは長いしね。
実弥「一昨日の任務、殺人未遂ってことになってらァ」
「あぁ…大体そうなりますよね」
そう、鬼殺隊は非公式の組織だから身を削っても日の目は見れない。
別に注目されたいとかはないが、そういうところは少し虚しい。
「朝ごはん出来ましたよ!食べましょう」
今日のメインは焼き鮭だ、実弥さんのは2匹にしといた。
実弥「お、美味ェ」
「ほんとですか!?」
実弥「アァ、やっぱAの料理が1番美味ェなァ」
1番美味しいのかぁ、そうかぁ。嬉しいなぁ…
「ふふ、どんどん食べてください!」
ハッ!嬉しすぎて忘れていたが手当てもしなくては。
「……あと、傷の手当てもちゃんとやりましょうね?」
実弥「ングッ……わかってらァ」
ちょっと噎せかけてたな…。そんなに手当て嫌いなのか?
ジトっと実弥さんを見てると、真が起きてきた。
「あ、真おはよう」
真「A!ト、サネミ、オハヨウ」
実弥「なんだァ?その取って付けたような言い方はァ」
真「トウゼンダ!サネミハAノオマケダカラナ!」
実弥「おまけって、なんでそうなるんだァ!」
あぁ…また始まった2人の喧嘩……。なんでこんなに仲悪いのよ。
「はいはい、落ち着いて。真はおまけって言っちゃダメ。実弥さんもいちいち言葉に反応しちゃダメです。キリないんだから」
実弥「チッ」
真「Aゴメン」
「わかったならよろしい」
なぜか真は実弥さんにだけ当たりが強いんだよね。なんでだ?
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鈴音月 - ゼリーさん» やさしい゛゛゛!! (2021年6月14日 20時) (レス) id: 7ac441a921 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - こちらこそお忙しい中更新してくださってありがとうございます! (2021年5月31日 17時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» ありがとうございます(泣) (2021年5月29日 13時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - 受験生なんですね!受験勉強頑張ってください! (2021年5月25日 21時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» まじですか!?!?おめでとうございます!!(気が早い)応援のお言葉もとても嬉しいです…。更新遅くてすいません。受験生なもので、ね、うん、言い訳は良くないですね。頑張ります!!! (2021年5月23日 11時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴音月 | 作成日時:2020年12月21日 22時