#15 ページ15
*george side
リビングに入るとソファに座ってスマホをいじるジローが目に入った。
j「おー、おかえり」
「ただいま」
j「てか、遅くね?」
「うん、ちょっと」
j「え、何、」
返答の仕方に違和感を感じたのか興味を示してくる。別に隠すことでもないので話す。
「この前声かけてくれた女の子覚えてる?」
j「あー、あのめっちゃ緊張してた子でしょ」
「そうそう」
自然に二人とも缶ビールに口をつけながら話を進める。
「あの子と本屋で偶然会って」
j「え、まじで?」
「んで、暇だったからちょっと遊んでた」
j「大学生?」
「高校生。」
j「へー、」
もちろんさすがに高校生とはまずいかなって一瞬よぎった。でも、下心はなく純粋に作家について話したかった。
別に今更女子高生なんてブランドに惹かれた訳じゃない。その証拠にジローが来たらすぐに別れるつもりだった。
確かに、今時の高校生は自己主張が強い、なんて勝手な偏見とは反する人の話をよく聞く珍しい子だとは思ったけど、だからと言って変な執着なんてしない。
だから、その後雑貨屋に連れて行ったのも別れ際にお礼を渡したのも連絡先を教えたのも人として興味が湧いたから。
少なからずこの頃ちらほら耳にするYoutuberのファンとの関わり方に対しての反発もあった。
Youtuberだから、とかそんなレッテルに左右されたくない。リスナーが、事務所が、とか煩わしい。
人との関わり方までYoutubeをやっているからという理由で左右されたくない。
気分を晴らすようにぐいっと缶を傾けて酒を煽った。
64人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
AIRIjinr(プロフ) - せっかくの小説が、、 (2017年3月23日 22時) (レス) id: e3240d5c29 (このIDを非表示/違反報告)
AIRIjinr(プロフ) - ピンクだと見えずらいですねw (2017年3月23日 22時) (レス) id: e3240d5c29 (このIDを非表示/違反報告)
AIRIjinr(プロフ) - すごい!!ピンクだぁー (2017年3月22日 16時) (レス) id: e3240d5c29 (このIDを非表示/違反報告)
つゆ(プロフ) - AIRIjinrさん» ありがとうございます、楽しんでいただけたら嬉しいです! (2017年3月21日 20時) (レス) id: a62b1469fd (このIDを非表示/違反報告)
AIRIjinr(プロフ) - 更新ファイト!!応援してますーーーー!面白過ぎ!! (2017年3月21日 12時) (レス) id: e3240d5c29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つゆ | 作成日時:2017年2月19日 22時