人気者の副会長！【魔ｄ！】 (ページ46)

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sideA

『･････････どうしよう。どうしたらいい？ペーさん？』
pe「いや･･･俺に聞かれても･･･」

結果的にもう一度ダンボールを崩そうとしたウァラクさんを止めるために中庭に連れ出したのは良いけど･･･どうしよう･･･。

ｸﾗ「Aち！ペーペー！何して遊ぶ！？」
『Aち･･･？』
pe「ペーペー･･･？」

Aちって、私のこと？

ｸﾗ「色々あるよ！トゲトゲボール！ガブガブ絵本！血みどろ家庭崩壊魔々ごとセット！！ん～･･･。決めた！魔々ごと！！」

血みどろ家庭崩壊魔々ごと！？なにそれ！？そんなことして楽しいの！？

pe「･･･なんか、クセの強い子だね。」
『そうだね･･･』

ｸﾗ「はい！ペーペーはペットの犬お願いね！」
pe「ぇ？･･･わっわん･･･」

ペーさんは犬役？
地味に演技うまい。

ｸﾗ「はい！Aちは私の娘！」
『ぇ？･･･お、お母さ～ん･･･？」
ｸﾗ「キャハハハッ！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿そんなこんなで２時間後･･･

『うぅ･･･』
pe「も、ダメ･･･」

ウァラクさんの遊ぶペースについていけず、私達は草むらに横たわっていた。

ｸﾗ「あ！２人とも元気ペコペコ！？」

そう言いウァラクさんはスカートについているポケットを叩き、ポケットからジュースを出す。

ｸﾗ「はいジュース！お菓子もあるよ！」
『あっありがとうございます･･･。これって･･･？』

ｸﾗ「これ･･･！？私の家計の特技なの！見たことある物なら何でも出せるよ！！」
pe「へぇ～･･･おもしろい特技だね。」
ｸﾗ「そうでしょそうでしょ！！」

･･･何だか本来はお金を払って飲むものをタダで貰うって、少しイヤだな･･･。

＿＿！そうだ！

『ウァラクさん、少しここで待ってて下さい！』
ｸﾗ「･･･？合点承知の悪魔！」

＿＿＿＿＿＿５分後

『はい、ウァラクさん！これどうぞ！』
ｸﾗ「･･･これ、ジュース？」
『はい！そうです！意外とおいしいんですよ？』

私はさっき自販機で買ってきた元気モリモリドリンクをウァラクさんに渡した。

ｸﾗ「でも、ジュースなら私＿＿」
『私はウァラクさんと“飲みあいっこ”がしたいんです。･･･ダメですか？」
ｸﾗ「！んーん！ダイジョーブ！」

ウァラクさんはとても喜んだような顔を向け、私が買ってきたジュースのキャップに手をのばす。
よかった･･･

ｸﾗ「Aち！これおいしーね！」
『これもおいしいです！』