人気者の副会長！【魔ｄ！】 (ページ12)

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sideA

「ちょっと君達！！
だめじゃないか“禁忌呪文”なんて唱えたら！」

ｲﾙ「禁･･･？え？」
『すみません･･･“禁忌呪文”って何ですか？』

そんな呪文の種類なんて聞いたことないよ･･･？

「知らなかったのか！？禁忌呪文は噛んだり読み間違えただけで四肢が爆散するんだぞ！！常識だろ！！」

え？あーだからやけに噛みそうな単語ばっかりあったのか。っか初耳ッ！

“禁忌口頭呪文“(きんきこうとうじゅもん)

読み上げるだけで魔術が発動する
ハイリスクでほとんど博打みたいな呪文しくると死ぬ

ｲﾙ「そっ、そんなっ危険なものとは」
『すっ、すみませんでした･･･！』
「本当に危険でクレイジーで最ッ高に楽しかったよ！！」

えーーーーーーー！？
あ。そっか。悪魔って派手なものを好むっておじいちゃんが昔言ってたような言ってなかったような･･･

「あれ唱えるのはよほどの物知らず(バカ)か命知らず(戦士)と言われてますからなぁ」
「いやー将来有望だ！」
「爆散も見たかったけどねー。」

そっ、そうなんだ･･･
何か、先生に遠回しにバカにされてるような気がするな･･･
にしても、成功して良かった･･･

ｲﾙ「因みにさっきの呪文成功すると何が･･･？」
「成功したらその日一日転ばなくなる。」
ｲﾙ「『しょっしょぼい！！』」

あまりのしょぼさに思わず入間君と声を合わせて言ってしまった。それにしても、しょぼすぎる！失敗したときのリスクが凄く高いよ！

「閉会ー」

その先生の一言で、波乱万丈の入学式は幕を閉じた。
入間君、ファイト！