ツンデレその95 ページ49
「ねぇ、一つ聞いていい？」
来里は、ゴゴゴォと効果音がならんばかりの怒りを丸出しにしながら言葉を発す。
だが、そんな来里を颯真は、キョトンとした顔で見つめるのみだった。
「何だよ、濡れるの嫌なんだろ？」
「いや、だからって何で相合い傘なのよ！！」
そう、問題はそこだった。
なぜか、コンビニから出てきた颯真は、傘を一つしか持っていなかった。
「仕方ないだろ、急に雨降ってきたんだから傘が後一つしかなかったんだよ」
「そ、そんな事ってあるの！？」
来里は、ガックリと頭を下げた。
「そんなガッカリすることないだろ？ とにかく、入らねぇんなら濡れて帰る事になるぞ？」
その言葉で来里は、肩を震わせる。
濡れるのは気持ち悪いし、透けるのも恥ずかしい。
「分かったわよ！！ 入ればいいんでしょ！！」
そして、相合い傘をしながら歩くこと数分。
雨が傘を叩く音だけが聞こえる。
先程とは、だいぶ人通りが少ない道に来たところで来里は、ホッと息を吐いた。
そんな時だった。
颯真が話しかけてきたのは...
「何か、こういうのいいな」
いきなり、話しかけられた来里は、少し戸惑う。
「え、えぇ、そうね」
「こうやって、ずっとお前の側に居られたらいいのに」
来里は、耳を疑った。
いきなり何を言っているのだろうか、この男は。
すると颯真は、来里が驚いていることに気づいているのかいないのか苦笑いをしてきた
「いや、そのさっきの言葉は、忘れてくれ」
「何よ、変な奴ね」
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＊くらげ＊(プロフ) - コメント失礼致します!!読んでて凄くドキドキしました!!お気に入り作者登録&お気に入り作品登録失礼致します!!続き楽しみに待ってます!!長文失礼致しました! (2020年7月2日 14時) (
レス) id: 95c16b8e58 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 殺戮アリスさん» ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年3月15日 17時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮アリス(プロフ) - 面白かったです！ (2019年3月15日 16時) (レス) id: 966ac381c6 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - ランさん» アドバイスとコメントありがとうございました！！参考にさせていただきます！！ (2019年3月12日 21時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - 一つアドバイスをさせてもらいますと、会話文が続くところは改行を少なめにしてみた方がいいと思います。地の文と会話文の区別をはっきりさせた方が良いと思いました。個人のアドバイスなので参考程度にしてください。イベントに参加して下さりありがとうございました！ (2019年3月12日 19時) (レス) id: 48cb23a0f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛 | 作成日時：2019年2月4日 18時
