三代目の中間管理職 (ページ14)

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登坂ページ14

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今日は、3月11日です。

そして現在、23:50です。

私藍沢瞳は現在、登坂の家にいます。

登坂「ん、明日もライブなのにまだ寝ないの？」

『うん、臣もうちょっとだけ付き合ってね。』

登坂「やだ。」

やだとか言いながら結局付き合ってくれるのが登坂です。

10…、9…、…………3、2、1、

『臣、34歳おめでとう。』

登坂「え？…あ、日付変わったのか。」

え、反応薄くない？？？

『…はい、これ。』

登坂「くれんの？ありがと。」

俺が好きなブランドばっかだし。とかぶつぶつ言ってるけど耳は赤い。

照れてるコイツ。

『中学から臣には支えてもらってばっかりだから、伝えきれない感謝の一部をプレゼントにした。』

登坂「…お前、喋んの下手くそだもんな。」

『なっ…、全部返せ。』

登坂「やだ。1度貰ったもんは返さない主義だから。」

なんて、嬉しいんじゃねえかコノヤロウ。

これからもずっと隣にいてね。まぁ、親友としてだけど。

結婚するってなったらきっと、臣の方が早いんだろうなあ。

結婚式呼んでね、友人代表の挨拶するよ。

結婚してもほったらかしはやめてね。まあ今もだけど。

誕生日が来る度、心の中でそっと臣に話しかけていること。

全て本心だけど、恥ずかしくて本人には言えないこと。

いつか思い出話できるといいな。