＃約束5 ページ11
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カネキ「…実は僕もさ、20区に戻ろうと思うんだ。」
A「え、そうなんですか…！」
カネキ「うん、いろいろ悩んだんだけどやっぱり僕の居場所は20区にある気がして…。」
彼は穏やかな顔をしていた。
カネキ「Aちゃんはいつ帰るの？」
A「えっと…明後日学校が休みだからその時に荷物をまとめて出ようかなって。」
カネキ「そっか。」
A「あの…12月20日。カネキさんの誕生日、何処かで会えませんか？」
カネキ「僕の誕生日に？」
A「はい…。一緒に誕生日祝いたいな、なんて…。」
彼は一瞬キョトンとしたけど、すぐに嬉しそうな顔をした。
カネキ「いいの？…ありがとう。じゃあ場所は20区のあんていくとかどうかな？」
あんていく。
何度か店の前を通ったことはあるけれど入ったことはない。
一度行ってみたいと思っていたところだ。
A「わかりました。あ、その時のこの部屋の鍵もお返ししますね。」
カネキ「うん、お願い。…じゃあ次に会うのは僕の誕生日だね。」
私たちはその日初めて確かな約束をした。
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さくら - 泣きました。・゜・(ノД`)・゜・。 (2016年6月5日 21時) (
レス) id: 6b4e144b75 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - ﾌﾞﾍｧ…(´;ω;`)すごい泣ける話でした… (2016年3月13日 23時) (レス) id: 85bb904d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文123 | 作成日時：2015年11月30日 18時
