Winter pop 《F.Ryusei×K.Nozomu》

二十八歩目　fin. ページ30

青「...ん、できた。」




そう言われて頭を触れば、ふわっふわ。




桃「うわ、ありがと。...りゅうせは？」




青「んー？もう乾いたんとちゃう？」




桃「えー...。」




俺もやりたかったなぁ...。




青「ふふ、じゃあまた今度頼むな笑。」




......今度。




桃「今度、あるん？」




青「え、ないん...？」




桃「......ある。」




あるん、やろか。




...あかん、にやける。




青「...なぁなぁ、一緒に、住まへん？」




桃「...住みたい。」




青「......え、ほんま？」




桃「ほんま。」




１日中流星とおれるとか。




桃「...めっちゃ幸せやん。」




青「...なら今度挨拶いかな。」




桃「え、」




青「望を俺にくださいって。」




そう言って口角をあげる流星。




......もしかして。




桃「このケーキって、」




青「...せやで？」




全くもう。




...なんか見透かされてた感は否めない­けど、ええか。




桃「...流星、好きっ！」




振り返って思いっきり流星に抱きつく。




青「ん、俺も。」




そう笑いながら背中をぽんぽん叩いてくれ­る俺の彼氏さん。




かっこよくて可愛くて。




桃「ケーキ食べよ！」




青「ん。チョコケーキなんやけど、」




桃「え、めっちゃ好き！」




わざわざ俺の好みにあわせてくれる辺りイ­ケメンで。




青「望、クリームついてる。」




親指で俺の口元ぬぐってくれちゃう辺り、­俺より大人で色っぽくて。




青「あ、せや望？」




桃「ちょ、水含んだまま話さんといて？！­笑笑」




それでいてやっぱりかわええ流星が大好き­です。




...これからも、ずっと。




fin.

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