検索窓
今日:1 hit、昨日:18 hit、合計:5,982 hit

ヴィラン連合 ページ8

「・・・新しい仲間か?」

そう言って口を開いたのは、やたらと刃物をベルトでぐるぐるにしているヤモリっぽい人。

「義爛の紹介か?お前なにしに来た!」

この人はちょっとわかんない。

顔をすっぽり‥いや体ごと全身タイツみたいなので覆ってる。

「かあいいです!お友達になるのです!!」


「お前らちょっと待てよ」

完璧置いてけぼりを食らった手の人はダルそうにバーの椅子から声をかけてきた。

「こいつは義爛の紹介じゃない。拾ってきた」

「お前が?嘘だろ!?いや本当だ!!」

「嘘だトゥワイス。リーダー、混乱させるような嘘ついてんじゃねえよ」

「今日から俺等の飯係だ」

いやそんな紹介の仕方ある?

皆さん唖然とされてますよ?

気づいているのかいないのか全くお構いなしという様子で言葉を続ける手の人。

「さっさと自己紹介しろ」

そういって鋭い目で見てきた。


「如月結子です。皆さんのご飯作ります・・・よろしくお願いします」

「結子ちゃん!カアイイのです!!私はトガ、トガヒミコです!お友達になりましょう!!」

「‥お前フレンドリーすぎないか?俺はスピナー、ステインの意志を継ぐものだ」

「俺はトゥワイス!よろしくな!!誰が仲良くするかよ!!」


ダルげにため息を付いてから継ぎ接ぎの人は口を開いた。

「荼毘」

いや短すぎん?

「名前だけわかりゃいいだろ」

「まぁそうですけど‥って口に出てました?」

「顔に出てた」

してやられた気分。

「黒霧と申します。個性はワープ、そしてこの方・・・死柄木弔を支えるものです」

その視線の先にいたのは例の手の人。



「黒霧、勝手に言うなよな。

死柄木弔。ここヴィラン連合のリーダーだ。
ここではこのヒーロー社会で抑圧された人間が集まってこの社会を根本的に問い直そうとしてる」



私、この人嫌いだ。

「雄英高校一年A組の如月結子。

お前は何がしたい?」

なにもかも、見透かされたような気分になる。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

わんだほーい! - はつ (8月3日 3時) (レス) @page6 id: 387c9e438b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心愛 | 作成日時:2023年8月1日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。