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「まぁ飯は良いだろ後でで」
「良くねぇだろ!お前の飯はあとでが来たことないだろ?まあ時間もかかるだろうし話が先で良い」
コンプレスさんが腕を組みながら答えた。
「結子ちゃん、雄英生なんですよね」
澄み切った大きな瞳がこちらを覗き込む。
「学校、辞めるんですか?お家に帰るんですか?」
瞳にすっと影が宿った。
「私達の仲間になるって言ってましたけど、結子ちゃんはどうするつもりなんですか?」
「私は‥」
__如月結子、お前は雄英でその個性を監視する必要がある
「お前は今まで通り雄英に通え」
「え」
「そうじゃないとお前に”雄英生”っていう利用価値がなくなるだろ」
”雄英生”としての利用価値、つまりは内通者になれってことだ。
「俺たちは今後、1-Aを襲撃する。
時間割、担当教師、各生徒の個性、場所、特徴、セキュリティシステム__
お前がそれら全てを掴んでこいとは言わないが出来る限り掴んでこい」
刺さってくる視線に思わず息を呑む。
「それに、雄英に内通者がいるってだけでも十分社会を混乱させるネタになる」
もう、ここまできてやり直しはできない。したくない。
内通者として、私はこの人たちに受け入れてくれた恩を返すんだ。
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わんだほーい! - はつ (8月3日 3時) (レス) @page6 id: 387c9e438b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心愛 | 作成日時:2023年8月1日 19時