”愛して欲しい”は嘘じゃない。 (ページ17)

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「で、リーダー、買い出しはなに買ってきたんだよ」

「そういえばそうですね」

「腹減った！食べるかよ！」

「「あ」」

思わず持っていたカードが手から落ちかける。

「ちょっと見えます結子ちゃん！」

「あごめんなさい・・」

咄嗟に死柄木さんの方を見ると死柄木さんもこっちを見ていて気まずい空気が流れる。

「お前ら何してきたんだよ」

ご尤もです。ほんとに。

「えっと」

「あー」

言葉を探しながら死柄木さんを見る。

「あー疲れたーって・・誰だよ死柄木」

「あ”？あーあぁ」

「あだけで喋ってもわかんないだろって・・・」

オネエさんと仮面の方が突如現れたワープゲート的なものからできてきた。

「あらぁ可愛いわねぇ。お名前なんて言うの？」

「あ、えっと如月結子っていいます」

「飯どうすんだよ！」

「仁くんおなかすいてるんですか？」

「ぺこぺこだ！飯なんていらねぇ！」

「で、お前どこから来たんだ？まさか拾ってきたとかじゃねえだろ？」

「そのまさかだ」

「「はぁぁぁぁ！？」」

仲がよろしいことで。

「こいつがマグネでこっちがMr.コンプレス」

「結子ちゃんね。可愛い名前じゃない。個性は？私は磁力よ」

「あ、えっと」

「”仲良くなったら教えてくれる”そうです！」

トガさんが満面の笑みで私の代わりに言ってくれた。

「あらぁ、じゃあ頑張らなきゃね」

「っ！」

個性が＿＿＿＿でも、あなた達はそう言ってくれる？

こんな私がマグネさんが伸ばしてくれた手に触れるのが申しわけなくて少しだけにした。

「よろしくね」

「はい。よろしくお願いします」

両手で包み込んでくれる手は、ヒーローなんかよりずっとあたたかった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿
更新したつもりだったのになんで？って思ったら非公開のままでした。やりがちなの気をつけます。