【鬼滅の刃】天柱は女と気づかれない。弐 (ページ3)

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53.高音を出さないでくださいページ3

『…入るよー』

そう言い僕は襖を開ける

そうしたら中にはぐったりと寝ている二人……と一匹？が居た。

「あ"？」

「お前なんで俺の目の前で寝てんだよ」

「ﾋｨｨｨお助けぇぇぇ!!!!」

どうやら僕が少し音をたてたので皆起きたようだ

って早々に喧嘩してるぞこの人達

『起きて早々喧嘩する奴があるか!!』

「知らねぇよ弱味噌がァァ!!」

な、弱味噌とは聞き捨てならないなぁ!!

『僕は醤油だ馬鹿野郎!!』

あまりにも苛ついてしまってとっさに伊之助君の被り物を取ってしまった

『「え？？」』

だって…ねぇ…そりゃ驚きますわ…

だって…

「お前…女みてぇな顔だな」

うん、分かる。分かるよ馬鹿兄貴。

「うっせぇ弱味噌!!」

『君、弱味噌以外なんか無いの？』

弱味噌って弱い味噌なのかな……。

「ない!!」

『無いんかい』

まさかの無かったよ、と言うか本当にきれいな顔してるなこの猪の中の人

なんなら顔だけ女なのでは…???

え、ちょっと僕と交換して(((

「あのぉ…」

「「あ"ぁ"ん"??」」

あ、またそんな顔してそんな事言ったら…

「ｲｨﾔｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!」

ほら、言わんこっちゃない。

『頼むから高音を出さないでください』

「あっ…はい」

案外我妻君は聞き分けの良い子みたい。

どこぞの馬鹿兄貴とは違うな。

『と言うか時間皆そんな無いだろうし急いで移動してくれ、君達のおかげで十分が無駄に過ぎたからね？

あ、我妻君は悪く無いから気にすることは無いよー…悪いのはこの二人だから』

そう言って僕は凄い睨みを聞かせて二人を見ると怖かったのか我妻君の後ろに隠れた。

いや散々弱味噌、弱味噌、言っといて前言撤回でもしたのかね？？

『ごめんね竈門君達!!』

そういい僕は今日ここに皆を集めた理由を話す事にした。