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49.彼岸花 ページ49

珠「貴方のお兄さんを、探し出してほしいんです」


「……え?」


あ、あの馬鹿兄貴…何かやらかしたの…?

嘘でしょ…そんな…


「すみません珠世様!!僕の兄の真壱が何かど偉い事をやらかしたみたいで、今すぐ、あの馬鹿兄貴の首掻っ切って持って来ます!!!!」


あいつ……やってくれたな、ほんと首だけにして持ってきてやろうか



珠「いえ、違うんです…貴方のもう一人のお兄さんの事です」



「…え…?もしかして氷雨兄さんの事ですか?それなら無理ですよ。あの人はもう居ないですから…だって僕の……僕達の前で死にましたから」


珠「いえ…貴方のお兄さんは残念ながら鬼になっています」


いやいやいや氷雨兄さんはあの馬鹿兄貴と僕の目の前で思いっきりこう…ほら………



あれ…?……おかしいなぁ…?



「…僕、あの時の事ちゃんと覚えてない」


珠「貴方のお兄さんは鬼舞辻の血によって鬼となっています、しかし驚くべき事に太陽を克服しています………Aさん、貴女方昔…青い彼岸花を食べましたか…?」



「…食べ…ました……」


僕の家は昔ながらの言い伝え…みたいな物があって毎年一年に一回、謎の儀式…ではないがその「青い彼岸花」を食べると言う風習?らしきものがあった。


珠「多分……青い彼岸花を摂取した事によって貴方のお兄さんは太陽を克服し鬼舞辻の求める存在へとなりつつあります。しかし貴方のお兄さんの血液を調べれば鬼になってしまった人を…助けられる様になるかも知れない。禰豆子さんの様な人を…。」



「つまり、僕の兄さえ連れてくれば鬼になってしまった人を人間に戻せる薬の様な物が作れると言う事ですよね」


珠「纏めて言えばそうなります」



鬼になってしまった人を人間に戻せる


そんな事が叶えられるならどれだけ良いことだろうか


「珠世様、僕の兄を連れてくるだけで沢山の人を救う事が出来るんですね。」


そう言うと珠世さんは真剣な目で頷く

僕はそれを見て決意した。




「兄を…氷雨を必ず連れてきます…そして珠世さん、鬼になってしまった人を人間に戻してみせますよ。」


珠「Aさん…本当に有難う御座います」


「禰豆子ちゃんや他の人が治せるなら僕は何でもしますよ……鬼になってしまった人も救いたい…それが僕の願いです…それでは僕はこれで」


愈「…待て」


「どうしたんですか?」


愈「さっきは醜女と言って悪かった」


「別に気にしてませんよ」


僕はそう言い残し屋敷を出た

50.お前も手伝えよ?→←48.珠世様の願い



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設定タグ:鬼滅の刃 , , 夢主   
作品ジャンル:アニメ
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無一郎ファン - 無一郎をいれてください〜! (2020年8月6日 17時) (レス) id: 835185f078 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - ちょぉぉぉ面白かったですむいちろう君と絡ませて欲しいです! (2020年4月22日 10時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - 天の呼吸の読み方 あまの呼吸 とか そらの呼吸 とか てんの呼吸とかわどうでしょうか。わたし的には そら です。参考にどうぞ¿ (2020年4月8日 19時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨乃 咲夜 | 作成日時:2020年3月7日 0時

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