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「、宮っち」

「...」

「もう、自信無いんだよね」

「、うん」

「みんなといる事が、苦しい」



涙さえ、流してくれなかった。

追い詰められたAは、そのすべてを爆破させて、全部無くして、空っぽになりたいのだと思った。
SnowManだけじゃない。
アイドルも、女も、何にもいらないただの"ヒト"になれば、何も考えずに生きていけるんじゃないか、と。



「...じゃあ、俺からのお願い」

「、」



でも、ここで引き下がる俺じゃない。俺たちじゃない。



「もう1度、ちゃんと、みんなと話そう」

「...」

「ひとりひとりと、ちゃんと本音でぶつかってさ。A、自分の本音言うの苦手でしょ」

「、いやだ」

「で、それでもAの意思が変わらないのなら」

「ねぇ、だからいやだって、」

「Aが辞めるなら、俺たちも辞めるよ」

「っ、」



目を見開いたAは、固まった。

だって、俺たち7人でSnowManだし。

誰か1人欠けるなら、もうそれはSnowManじゃないんだよ。

全員でSnowManの看板を下ろして、また1からがんばろう。

その時は、バラバラになるかもしれないけどさ。



「、どうしてそこまでして止めるの?」

「...はぁ、そんなの」

「、」

「...やっぱり辞めた。自分で探してみたら、その答え」



案外近くにいっぱいあるよ。

いよいよ最後まで泣かなかったAは、強いけれど捻くれ者だ。
もっと馬鹿正直に泣いてくれたら、その涙をすくってあげられたのに。


やはり、Aには俺たち6人が必要なのだ。

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美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナと最近温度差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年3月28日 10時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千景 | 作成日時:2022年3月16日 17時

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