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寂しくなるのは独りじゃないから ページ21

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***


「...どした?今日大人しいね」

「え、?」


それスノを地上波で2度目の放送をする事が決まった。
発表が2D.2D.ライブの初日にあって、その後といえば私以外のメンバーは映画滝沢歌舞伎のPRだったり個人の仕事で忙しい。
生放送の歌番組に向けて何度か顔を合わせることはあったけれど、リハの前後には誰かしら仕事があって、バタバタしているし。
しばらく見ていなかったメンバーの表情に、少しだけ安心してしまった。



「おはよう。A、毎度の事だけどなんか痩せた?」

「あ、それ俺も思ったー。また食ってないんでしょ、怒るよ」

「痩せたっつーか絞ってんだろ。いいじゃん」

「ねー?照」

「いーや、痩せたって絶対。もー、しばらく見てないと思ったら...」



こうやって小言を洩らすあべちゃんも、セットを前にはしゃぐラウールも、小道具のサッカーボールで遊ぶめめも、元気そう。
忙しくて感じなかった、メンバーの温かみを感じて、何故かそれにちょっとジーンとしちゃって。



「っ、びびったぁ。なに、マジ体調悪いわけ?」

「...はは、もしかしてA、泣きそう?」

「はぁ?」



照の肩に頭を置くと、宮っちが呆れながらも撫でてくれて。
あべちゃんも意図を汲み取ってくれたのか、トントンと背中を叩いてくれた。



「...あいたかったー、」

「あはは、うん、」

「電話もろくに出来てなかったからねぇ」

「おまえも忙しそうだったじゃん。スケジュールにAの名前びっしりだし」

「いいなあって思ってて、みんな一緒だし、」



なんだろうな。
この3人って、私よりも私のことを知ってくれている様な気がする。

ふっかや佐久間、翔太には強がって言えないこと、それから康二とめめとラウールみたいに後輩だからこそ見せちゃいけないと思っていること。
それを口に出せる、何かがあるんだろうな。



「...だから、うれしい、」




「Aちゃん、かわええこと言うやーん」

「こっちが恥ずいわ」



気づけば周りにみんなが居て、笑ってくれていて。
恥ずかしくて、無意識に握りしめていた照のシャツを離す。
佐久間が照の上から抱きしめて、ふっかが照れた様に笑ったり。


好きだなぁ、SnowMan。

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美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナと最近温度差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年3月28日 10時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千景 | 作成日時:2022年3月16日 17時

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