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【 Noside 】
チャ⌜ はい。 ⌟
すると、焦りの混ざったジェンキンズの声が聞こえてきた。
ジェ⌜ まずいことになったぞ。アッシュとAが州刑務所に1時移送される。 ⌟
チャ⌜ えっ?なんで、Aが──罪状否認手続きも、まだ── ⌟
ジェ⌜ 地方判事の判断だ。なんでも、現場に落ちていたのはAの銃だったらしい···共犯者として、被告人不在のまま、すでに手続きが行われた。 ⌟
飲み物を買おうと部屋から出てきたAがチャーリーの様子をじっと伺う。
チャ⌜ そんな!
刑務所なんかに送られたら、確実に2人は殺されますよ、ゴルツィネの息のかかった連中がごまんといる! ⌟
⌜ ( 2人、ってどういうことだ···?なんで、僕が? ) ⌟
スマートフォンごしにジェンキンズが叫ぶ。
ジェ⌜ チャーリー、急いでマックス・ロボに会え!あそこには幸か不幸か奴がぶちこまれてる。奴に2人を守らせろ! ⌟
会話を少し聞いてきたAがチャーリーの元へ歩み寄る。
⌜ 病院なのに、うるさいんだけど···なんかあったの? ⌟
チャ⌜ アッシュとお前が州刑務所に一時移送されることになった! ⌟
⌜ へぇ。そりゃ大変だな。 ⌟
余裕そうに言うAにチャーリーが声を荒らげる。
チャ⌜ 他人事みたいに言うけどな!お前── ⌟
⌜ 俺は1人でもどうにかなる。マックス・ロボ?だっけか···アッシュを守らせろ。必ずだ ⌟
そういい、立ち去るAの肩は少し震えていた。チャーリーはそんなAに気づき、不安げに見届け、急いで英二と伊部のもとへ駆け込んだ。
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真白 - 続きお待ちしております( ; ; ) (2021年8月24日 1時) (レス) id: 9d9fb50ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りとた | 作成日時:2021年5月14日 23時