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【 夢主side 】


──翌日。

コルシカ・マフィアのボスであるディノ・ゴルツィネの邸にてだらしなく太ったサングラスの男が、煙草をふかしながら唄を歌っている。

前庭に気持ちよく降り注いでいる朝日を見ながら、玄関に向かう。


マ⌜ ホウェンジョニー、カムズマーチンホーム···ん? ⌟


こちらに気づいたのであろう、マフィア覗き込む一員であるマービンは下品な笑みを浮かべた。


マ⌜ ヘヘッ、Aとアッシュじゃねぇか。こんな時間によく起きてるじゃねえか、え?⌟


ア⌜ ジジイに合わせたのさ。おかげで眠くってしょうがねえ。いるんだろ? ⌟


面倒くさそうに前を通り過ぎようとするアッシュをマービンが足で制す。


マ⌜ おい、口のきき方に気をつけろ。パパ・ディノと呼べと何度言ったらわかる。 ⌟



⌜ 俺達はディノに用があるんだ。オマエじゃない。 ⌟

マービンの巨体を押しのけ、玄関へと向かう。

マービンは舌打ちをして振り返った。それから、何かを思い出したように笑った。


マ⌜ おい、もう“映画”は撮らねえのかい?オレはお前達のファンだったんだぜ。へへ···お前達なら今でも十分── ⌟


ア⌜ ···ゲス野郎。 ⌟

マ⌜ 何ぃ!? ⌟

アッシュがマービンの言葉を遮った。ふっ、と少し笑って告げる。


⌜ 聞こえなかったのかい?オマエはゲス野郎だ、って言ったんだよ。 ⌟

ア⌜ 白ブタマービン! ⌟


アッシュは不敵な笑顔を見せてゴルツィネ邸の中へ入っていく。



後ろから

マ⌜ このガキ共!

·····ちくしょう、パパのお気に入りでさえなきゃあ··· ⌟

と聞こえてきたのには知らないフリをした。





屋敷の最奥の部屋に向かう。強面の男たちが門番のように立ちはだかっている。
どうやら、今日の門番は側近のグレゴリーとその部下たちだった。

グレゴリーはアッシュと僕が近づくと不愉快そうに顔を歪め、部屋のドアを控えめにノックした。


グ⌜ パパ、Aとアッシュが来てますが···⌟


ゴ⌜ 入れ。 ⌟


許可がおり、グレゴリーは警戒しつつドアを開ける。グレゴリーは廊下で待機するみたいだ。


部屋の中で優雅に朝食をとっていたゴルツィネが手を止めた。

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真白 - 続きお待ちしております( ; ; ) (2021年8月24日 1時) (レス) id: 9d9fb50ec0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りとた | 作成日時:2021年5月14日 23時

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