# 0 0 7 ページ8
【 夢主side 】
──杉沢病院
ベッドに寝ている悠仁のおじいちゃんが悠仁に話しかけた。
「 悠仁···最期に言っておくことがある。お前の両親のことだが··· 」
悠仁のおじいちゃんが言ったその言葉は悠仁の言葉によって遮られてしまう。
「 いいよ。興味ねーから。じいちゃんさ、死ぬ前にカッコつけようとすんのやめてくんない?
A、水入れてきて。 」
「 はーい。 」
悠仁に頼まれ、花瓶に水を入れに行く。
「 オマエ···男はカッコつけて死にてぇんだよ!!空気読め!!とかイチイチ買ってくんじゃねぇ、貯金しろ。
···まだAと付き合ってねぇのか 」
「 は?! 」
「 ( ···? ) 」
そういうおじいちゃんに悠仁は「 じいちゃんにじゃねぇ、花は看護婦さんに買ってんだ 」と返した。尚更だ、馬鹿と言われていたが、悠仁はそれを無視した。
「 ゆーじ、花瓶 」
悠仁に水が入っている花瓶を渡す。さんきゅと言われ、花瓶に買ってきた花を入れ飾る。
「 つーか部活はどうしたよ、こんな消毒くせぇところでサボってんじゃねー 」
「 うるせえなあ部活は5時前に終わんの!!俺達だって暇じゃなきゃいちいち見舞いなんて来ねーよ!! 」
悠仁を見て、おじいちゃんはケッ、ゆとりがよと言いながら体の向きを変える。
「 悠仁、A。オマエらは強いから人を助けろ。
手の届く範囲でいい。救えるやつは救っとけ。
迷っても、感謝されなくてもとにかく助けてやれ
オマエらは大勢に囲まれて死ね。俺みたいになるなよ。 」
そう言ったあと、おじいちゃんは喋らなくなった。
「 ──おじいちゃん? 」
200人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゅーくりーむさん@五条先生推し(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!!!めちゃくちゃ嬉しいです;;なるべく早めに更新できるよう頑張らせていただきますm(_ _)m (2021年2月12日 16時) (レス) id: fc3c3832e3 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - あわわわわ。めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました!更新気長に待ってるので体調に気をつけながら頑張ってください!! (2021年2月8日 19時) (レス) id: 694d1d013e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りとた | 作成日時:2020年11月26日 22時