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【 No side 】
気味の悪い足音が廊下に響き渡る。
「 いま、なンじですかぁ··· 」
物陰に隠れている佐々木に影が近づく。
「 !!井口良かったあ。どこ行って 」
「 たす···ジュるるるる···けて 」
その時、呪物が佐々木に向かっていマなんぢですかあと問いかけてきた。
・
【 夢主side 】
「 きゃあああああ!!!! 」
佐々木先輩の悲鳴が聞こえた。
「 !!もう部室を出たのか!!クソッ···お前!!なんで着いてきてる── 」
「 ちゅーるちゅーるちゅる 」
ポケットから御札を取り出し、廊下を曲がった先にいた呪霊に向かい走り出し御札を貼る。
「 伏黒くん!!まだ先に呪霊いる!! 」
「 ──!!玉犬!!喰っていいぞ。 」
最前線にいる伏黒が呪霊を次々と倒して行く。その後ろを私は着いていく。
廊下を曲がり、先輩達を見つける。呪霊は人間呪物ごと飲み込むつもりだろう。ちらっと伏黒の顔を見る。
「 クソッ·· 」
──間に合わない。そう思った瞬間。
──ガシャアアアン
「 虎杖!! 」
「 ココ、4階ですけど!? 」
悠仁が窓から突っ込んで来て、呪物を殴り先輩を救出する。悠仁の方を向く呪霊に御札を貼る。
「 なんで来た、と言いたいところだがよくやった。 」
「 あっちで呪い、バクバク食ってんのは?···あ、A。怪我してねぇ? 」
「 え?ああ、うん···大丈夫だよ。 」
「 俺の式神だ。見えてんだな。呪いってのは普通見えねぇんだよ。死に際とかこういう特殊な場では別だがな。 」
伏黒がこちらを見て言う。
「 日野A、お前は別として虎杖は怖くないんだな? 」
「 怖かったんだけどさ。知ってた?人ってマジで死ぬんだよ。
だから、せめて自分の知ってる人ぐらいは正しく死んで欲しいって思うんだ。
まあ、自分でもよく分からん。それに、Aも飛び出して行っちゃったしな··· 」
「 あはは···ゴメンナサイ。 」
佐々木先輩のポケットから何かが落ちる。それを悠仁がキャッチする。
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しゅーくりーむさん@五条先生推し(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!!!めちゃくちゃ嬉しいです;;なるべく早めに更新できるよう頑張らせていただきますm(_ _)m (2021年2月12日 16時) (レス) id: fc3c3832e3 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - あわわわわ。めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました!更新気長に待ってるので体調に気をつけながら頑張ってください!! (2021年2月8日 19時) (レス) id: 694d1d013e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りとた | 作成日時:2020年11月26日 22時