センラ、ポ〇モンマスターへの道！【歌 い 手】

全てはここから始まった ページ2

＊センラSIDE＊

　
生放送始まってから２０分。
…えっとー…これは、センラヤバすぎるんとちゃう？
そもそもLINEでもよく分からん単語とびかっとったし…
まふ君たち予想以上にガチ勢…Aからもパーティー借りたけど
アイツの配信とかなんなら隣で見とったけど！！

　
「わからん…まふ君の持ってきてるポケモンが分からん……」

「センラ君…華さんいないの？」

「今日打ち合わせとかでもう少ししたら帰ってくると思うんやけど…」

　
まふ君にまで心配される始末！
頼む、A早く帰ってきてくれ……

　
「ただいまー」

「…！！華帰ってきた！！」

「センラ君、ハンデで華さん連れてきなよ。」

「はい！ちょっと行ってきます！！」

　
そらるさんにそう言われ、帰ってきたばかりの彼女に交渉に向かう。
コメント欄をちらりと見たら、『センラさん一気に強くなる説』とか
『本職登場』とか好意的なコメントばかりでホンマ…よかったわ。


　
「Aおかえりー、んで、頼みがあるんやけど。」

「ただいま。うん、配信は聞いてたから分かってるよ。」

「ってわけで！」

「はいはい。センラはあとでお説教ね。」

「…はい。」

　
あまり待たせてはいけないということで、足早に戻れば
そらるさんたちが雑談で話をつないでくれていた。

　
「お待たせしましたー！」

「あ、おかえりーどうだった？」

「ちゃんと連れてきましたよー…はい、ポケモン実況者として名高い…華です！」

「どうもー…え、ねぇこれホント私来てよかったの？」

　
ちらりと、コメント欄を見れば好意的なコメントしかなかった。
『これでセンラさんがようやく楽しめる！』とか『これでいい勝負！』とか
…おいこらそこ！余計やぞ！！

　
「華、久し振りー」

「そらるさんお久ですー」

「華さん、ごめんね突然。ちょっとセンラ君があまりにあれで…」

「いやいや、こっちこそ乱入ごめんねまふ君。うん、配信は私も聞いてたよ。」

「華さん、どーもです。」

「nqrse君も久し振りー」

　
３人と挨拶を済ませて、センラのソフトに私のチームが３つほど入っていることを確認しておく。
その間に４人が私の事を説明してくれていた。

　
「えーっと、うちの彼女です…でええの？」

「間違っちゃいないけど…彼女は華さん。センラーの人やポケモンやってる人は知ってるかな。
　ポケモンゲーム界でめちゃくちゃ強くて有名な実況者さんです。」

「そんなにハードル上げないで！？」

　
続く

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