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ミーティングで、明日のカナダ戦はメンバーを変えて戦うと伝えられた。
中垣内「以上が明日のメンバーと戦術、質問が無ければこのまま...」
部屋に戻ったらストレッチするかーなんて考えていると、
中垣内「明日は青柳さんがベンチに入る。今夜は準備してもらうから邪魔しないように」
石川「え」
西田「え!?」
高橋「えーー!?」
小野寺「お邪魔虫三人衆がうるさいでーすw」
Aちゃんの隣に座るマサさんが、
柳田「知ってたの?ベンチ入り」
青柳「勿論ですけど」
西田「何でスタメンじゃないんや...」
藤井「青ちゃんがベンチにいる?.........夢?」
李「藤井ー!帰ってこーい!」
清水「ガイチさんとブランの横に青ちゃんが座るん?二度見してまうかも」
福澤「パナでもベンチに入った事ないのに...」
関田「のわりにはめちゃくちゃ落ち着いてるな」
青柳「今まで私がアガったり、あからさまに落ち着かない事なんてありました?」
関田「なかったわごめん」
ミーティングが終わって、部屋に戻る彼女を引き止めた。
石川「大丈夫、なの?」
青柳「?」
きょとんとした顔で、頭をかしげた。
青柳「心配してくれてるの?」
石川「いや心配とか」
青柳「だよねぇ」
石川「あ、違.....」
訂正の仕様もない。
青柳「ふふ」
石川「んだよ」
自分から話しかけといて黙り込んだ俺に、彼女は笑った。
青柳「大丈夫だよ」
石川「...ん」
頷くと、Aちゃんはじーっと見てきた。何かついてるのかと思って、自分の顔とか触ると、
青柳「......なんか」
石川「ん?」
青柳「大人しいと、犬みたいだね」
石川「犬...?」
青柳「よーしよしよしよしよし!」
石川「うわ!や、やめ!」
頭から顔や首まで、至る所を撫で回された。
青柳「あっはは!髪ぐっしゃぐしゃ!」
石川「は、はぁぁ!?」
びっくりしすぎて声が裏返った。それにまたAちゃんは笑う。しかも腹を抱えて。
石川「ちょっと...!」
俺もやり返そうと手を伸ばしたら、
大竹「祐希!邪魔すんなって言われてんだろー!」
石川「うわ!」
壱青に羽交締めにされた。
西田「今日はAさんにマッサージ頼めないんやー...残念...ん、祐希さん何すかその頭。だいぶパンクっすね」
石川「何でもねーよ!」
壱青に抑えられてるから髪を直せもしない。
大竹「Aさん、祐希は俺が連行しときますから!」
青柳「はーいよろしく」
何がよろしくだよ。
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Wing(プロフ) - とっても面白くて大好きな作品です!何回も読んでしまいます。 (6月24日 10時) (レス) @page25 id: 8c6a1b2baa (このIDを非表示/違反報告)
サナ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!大っっ好きです!!!! (2022年12月8日 23時) (レス) @page25 id: 922dba79c8 (このIDを非表示/違反報告)
水無瀬 - この作品好きすぎてリピ3回してます!続きが楽しみです!お忙しいと思いますが、続き、待っています! (2022年5月22日 17時) (レス) @page25 id: 241a9407b0 (このIDを非表示/違反報告)
EY - 更新頑張ってください!まってます! (2022年2月13日 20時) (レス) @page25 id: 35d44de055 (このIDを非表示/違反報告)
mafumafu3017(プロフ) - 更新ありがとうございます!久原くんと石川くんが可愛すぎて!ほんとありがとうございます! (2022年1月3日 12時) (レス) @page21 id: 929ea4516c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:松野 | 作成日時:2020年6月5日 0時