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石「......」
ただ黙々とメニューをこなしていく彼。
時折話しかければ、目は合わないまま「はい」と返事をするだけ。
空気、おっも。
昼食も同じ食堂だけど、離れた席でそれぞれ食べる毎日。
別に仲良く一緒に食べたいわけではないんだけどね。
ほら、コミュニケーション？
そう思っていると、連絡が来た。
藤井直伸元気ー?そっちはどう??
何かと気にかけてくれる藤井さんから。
青柳A心の距離
と遠くに座る石川さんをこっそり無音カメラで撮って送れば、(笑)と返ってきた。
藤井直伸ごりぽんの写真で元気出して
関田さんのふざけた写真が送られてきて、思わず吹き出した。
「何、笑ってるんすか」
声が掛かり、見上げると石川さん。
青「あ、別に」
石「......先行ってます」
あぁ、もうそんな時間...
この後は、週の中でわずかに設定されたボールを使った練習。
制限されているものの、ボールが触れる。
その時間が惜しいんだろうな。
予定よりも早くアリーナに石川さんは向かう。
その彼の練習の相手は、私。
石「...できるんすか？」
彼の視線が私の足に向く。
青「出来なかったらここにいません」
シューズを履いて、次に私は膝のサポーターを手に取った。動く時は必ず固定する、お守りみたいなもんだけど。
ジャージをまくり上げて、サポーターを巻くと、石川さんの目がその膝に向いてるのに気付いた。
青「異性の足をまじまじと見るのはどうかと」
石「...は、いや」
別の意味で見ているのは分かっている。
私の膝にある手術痕。
皮膚が線状に盛り上がっているそれは、お世辞にも綺麗とは言えない。
アップから始めて、対人パス。
そこからスパイク練習。
私が球出しするのを、彼がレシーブして、再び私の頭上にボールがやってくる。
打ち込ませない、体が前に流れないように注意しながら一点にトスを上げ続けた。
...いや、こんな普通のトスを上げていても意味がない。
それに気付いて次のトスは、ボールに勢いを乗せた。
良いタイミングで綺麗にインナーに決まる。
青「お、ナイスキー」
思わず声が漏れた。
石「...今のって」
彼は、打った後に不思議そうにこちらを見る。
石「何、考えてました？」
青「関田さん？」
石「...それ、関田さんのトスっぽかった」
青「石川さんが実際に試合で打つのは関田さんと藤井さんだから。
その二人に寄せたトスの方がいいかなと思って」
石「そんな事」
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松野(プロフ) - s_yumeさん» うわぁ分かってくれる方いて嬉しいです！結構前なんで（笑）唐突な告白ありがとうございます！ (2020年4月13日 20時) (
レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
s_yume - 酷いいたずらされてる！ひこさんのやつですね！？作者様好きです←唐突な告白 これからも頑張って下さい！ (2020年4月13日 17時) (レス) id: b6e7e349fb (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - あさちゃんさん» ありがとうございます！ (2020年4月12日 15時) (レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
あさちゃん(プロフ) - 今作もとても面白いです！楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月10日 22時) (レス) id: f598d558dd (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます！妄想が突っ走っちゃうので読みにくくならないようにと頑張ってます、、、笑 (2020年4月8日 17時) (レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松野 | 作成日時：2020年3月25日 0時
