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兒「青ちゃんが、よっしゃって」
伊「うおおおお、なんか勝てるぞこれは！」
伊賀に肩を組まれる。
青「え、これアップゾーン入ってますけど大丈夫？」
伊「この際大丈夫だろ！」
青「自由か」
アキさんがチェンジしてベンチへ。
インカムから声が流れてきた。
"深津がクイック増やすっぽい"
青「クビさんにマークきついんで裏(セッターの背中側)を一本見せましょ。
あとアキさんにコンパクトに、と」
"伝える"
このリーグ最終盤に向けて山内さんはフォームの改善を試みた。
"山内のCクイック決まったぁぁ！"
速い攻撃の為にはスイングも速くなければいけないし、長い腕が大振りになってはいけない。
小さな動きで速さを出す、新しいフォームに見事ブロッカーは追いつけない。
そして20点に乗って壱青のサーブ。
1セット目から着々とスパイクを決めてきたこの男がここで、
"大竹壱青連続サービスエース！！"
福「乗ってきたなー！笑」
さぁ、パンサーズの本領発揮です。
第2セット取って、第3セット。
そのままうちの流れだった。
後半に壱青と替わって、清水さんが入る。
大怪我した後を、間近で見ていた者としては、この瞬間を迎える事が出来て本当に良かった。
その左腕が1点をもぎ取った時、皆んなで腕を上げて叫んだ。
伊「泣いてる！？」
青「まだ泣いてない」
大「まだ笑」
何が何でも、私達は連覇を果たす。
追われる立場だからこそ慢心せず、ただ勝利に貪欲に。
それが、王者のプライド。
最後、クビアクさんのスパイクが決まった瞬間。
最高潮に湧き上がる会場と
飛び出す仲間達
体が風で舞い上がったような感覚が込み上げた。
青「────っしゃぁぁあ！！」
両腕をこれでもかと突き上げていた。
そこで気付く、いつの間にか自分も汗びっしょりになっていた事に。
「青柳さん！」
監督達に駆け寄って、その手を握った。
監「ありがとう」
そう言ってもらうなんて思っていなかったから、噛み締めるように頷いた。
青「......こちらこそ、ありがとうございます」
久「A！！」
翼が勢いそのままにぶつかってきて、その後ろから福澤さんが抱きついてくるもんだから、3人まるごとコートに倒れ込んだ。
久「いってぇぇえ笑」
青「お尻打った...笑」
福「ごめんごめん笑」
福澤さんの手が私達の頭を豪快に撫でて、もう全てが面白くて嬉しくて、ずっと声を上げて笑っていた。
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松野(プロフ) - s_yumeさん» うわぁ分かってくれる方いて嬉しいです！結構前なんで（笑）唐突な告白ありがとうございます！ (2020年4月13日 20時) (
レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
s_yume - 酷いいたずらされてる！ひこさんのやつですね！？作者様好きです←唐突な告白 これからも頑張って下さい！ (2020年4月13日 17時) (レス) id: b6e7e349fb (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - あさちゃんさん» ありがとうございます！ (2020年4月12日 15時) (レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
あさちゃん(プロフ) - 今作もとても面白いです！楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月10日 22時) (レス) id: f598d558dd (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます！妄想が突っ走っちゃうので読みにくくならないようにと頑張ってます、、、笑 (2020年4月8日 17時) (レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松野 | 作成日時：2020年3月25日 0時
