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正直、今はまだ話せるのはシモーネとルカだけ。
皆んな歳が近いけど、無名の日本人の女とは中々距離感が縮まらない。
これで何か変われば吉、と思おう。
ポジションに着いて、サインを出すと、
全員驚いた顔をした。
青『間違った？』
ル『合ってるけど、それ全部上げれるの？』
青『上げるよ。憶えてきた』
1本目はレフトへ。
速く、伸ばして、いつも上げるより打点は高く。
すでに飛び上がっていたルカにドンピシャだった。
ルカのスパイクはブロックを抜け、長いコースで決まる。
ル『凄い、違和感がない』
ジェニアが綺麗にレシーブ上げてくれる。
クイックも組み立てやすい。
スレコが普段のタイミングで飛ぶもんだから、トスはスピードのあるものを。
じゃないと身長差が補えない。
ス『一発で...』
青『合って良かった』
『俺も参加する』
それまで不参加だったウロシュが出てきた。
ウ『よろしく、お嬢さん』
ウロシュがライトポジションに入った。
ゲームが再開して、相手のスパイクをジェニアが拾う。
ジ『近い！』
高く上がったボールを見て、相手のミドルを見る。
飛ばないでほしいなーなんて思っていると、案の定押さえ込もうとしてこない。
ジャンプして、右手でネット際のボールを迎えに行く。
青『ウロシュ！』
そのままワンハンドで、ライトへバックトス。
シ『はぁ！？』
そうか。
これシモーネもよくやるやつ。
飛び込んできたウロシュのスパイクが鋭く決まった。
ウ『そんなの上げるとか思わないだろ！？
急にやるな！』
青『ナイスキー！』
ウロシュが何かワーワー言うけど、速すぎて分からなかった。
親睦を兼ねたゲームなので勝ち負けはどうでもよかったけど、いつの間にか皆熱中してて
青『うわぁ！』
ブロックに飛ばない私の足元に強烈なスパイクが落ちる。
青『本気出さないで！
メンバーチェンジ！』
ル『駄目だよ！笑』
青『ディグは無理！』
とまぁ、これが自己紹介になって、次第に選手達とのコミュニケーションが増えた。
分析の勉強も、選手達が言葉を教えてくれたり、説明してくれたり、協力してくれるようになった。
ホームゲームではベンチの真後ろで見させてもらって、現場を体験させてもらっている。
青『──遠征に、連れていってくれるんですか？』
『A1帯同が決まったからね』
青『今週は確か...』
スケジュールを確認すると
『シエナだよ』
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松野(プロフ) - s_yumeさん» うわぁ分かってくれる方いて嬉しいです！結構前なんで（笑）唐突な告白ありがとうございます！ (2020年4月13日 20時) (
レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
s_yume - 酷いいたずらされてる！ひこさんのやつですね！？作者様好きです←唐突な告白 これからも頑張って下さい！ (2020年4月13日 17時) (レス) id: b6e7e349fb (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - あさちゃんさん» ありがとうございます！ (2020年4月12日 15時) (レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
あさちゃん(プロフ) - 今作もとても面白いです！楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月10日 22時) (レス) id: f598d558dd (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます！妄想が突っ走っちゃうので読みにくくならないようにと頑張ってます、、、笑 (2020年4月8日 17時) (レス) id: 4c9b05278b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松野 | 作成日時：2020年3月25日 0時
