【不機嫌なモノノケ庵】もう一人の奉公人は四神使い

六ノ怪−娘子−（弐） ページ24

−Kamiyama side−


芦屋くん、今何してるんだろ




ｺｿｯ




庭掃除･･･？




安「あいつ、何してんだ？」




あ、女の子泣かした･･･




あ、お父さんの顔にお面が･･･！




お面が外れ、お坊さんらしき人が芦屋くんに掴みかかる




「イツキ、あれ、危なくない･･･？」




ﾊﾞｯ




ｸﾞｯ




安「うちのバイトが失礼しました」




安「後でしっかり反省させますのでこれはご勘弁頂けますか」




芦「安倍さん、神山さん！」




禅父「誰だ貴様ら！！」




「安倍と神山です」




禅「不法侵入！？」




芦「どうしてここに！？」




安「確かに」




安「お使いもマトモにできねぇようだな5歳児」




「芦屋くん大丈夫？」




それぞれの質問に答えていく




安「押し入れ(あそこ)から一部始終見させてもらった」




芦「物怪庵！？いつの間に！！」




「ごめんね、どうしても心配で･･･」




ミ「【笑面】が外せて良かったです ありがたや」




安「･･････帰んぞ」




芦「ハイ(うっわー何か言いた気な顔してる)」




芦屋くんは震えた声で返事する




芦「あっ、靴が玄関に･･･！ちょっと待っててください。 あとこれ持っててもらえます？」




そういって、芦屋くんは笑面をイツキに託し、玄関に靴を取りに行った




禅「あんた達 花繪の仲間？」




禅「あんた達一体何者なんだ」




「芦屋くんの話、信じる気になった？」




安「この世に【妖怪】ってものがホントにいるってこと」




貴「私達が何者かはそれを本当に信じたときに教えてあげる」




禅父「あ"ぁ！？妖怪？」




芦「お待たせしましたっ！」




芦「あとカバンとフランダースを」




安「よし撤収ー」




芦/貴「はい/はーい」




禅/禅父「押し入れに！？」




禅父「ﾊｯ)待てコラ！人ん家の押し入れに立て篭もる気か！！」




芦「禅子泣かせてごめんね･･･。でも助かった ありがとう」

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