21つ目の存在証明 ページ36
警察の事情聴取が終わり、解放される。刑事さん達からは、危険だからああいうことを二度としないように注意はされたが。部屋を出て、廊下に出ると、見知った人達がいた。
『あら、安室さんにコナン君に沖矢さん。こんなところでどうしたんですか?』
安「僕たちも丁度、事情聴取が終わったところなんです。」
『へー、そうなんですか。お疲れ様ですね。』
沖「それは、Aさんも一緒でしょう?特にあなたは結構色々していましたし。」
『ああ、別にあれは、ただの演技ですよ。上手くいって良かったですよ。』
沖「ホー、あれは演技ですか。一体どこで身につけたんですかねぇ?」
『どこでだっていいでしょう?別に。貴方たちには関係ない。』
空気がピリッと張り詰める。形容するなら、まさしく、一触即発といったところだ。互いに緊張した面持ちで見つめる。……その時だった。
萩「あー!君、そう、そこの!」
…見覚えのある人がやってきた。
『え?あ?わ、私ですか?』
萩「随分探したよ。だって君、そのままいなくなってしまったからね。………改めて、ありがとう。七年前、俺を救ってくれて。」
あー、あの時のお礼かぁ。………って、一寸待て。この人は警察関係者でしょ?ということはこの人と関わってしまえば、またこの3人と深く関わってしまう事になる。やばい。それだけは避けなければ。
『七年前?なんのことでしょう?私には身に覚えがありませんが。』
萩「え?覚えてない?」
『ついでに言うなら、貴方のことも知りません。誰です?貴方?』
萩「うーん、そんなはずは……俺の服の襟を掴んで窓から飛び降りたのに?」
『…いや、そんな危険なことする人いないでしょ。』(←やった本人)
?「おーい、萩原、何してんだよ。」
萩「あ、松田ァ、ほら、この子!俺が言ってた天使みたいな恩人!」
『いや、だから違いますって。』
萩「え、俺のこと覚えてない?」
『だからおぼえてないですって。私に似た人じゃあないんですか?』
萩「いいや、警察の勘が言ってる!君が七年前の子だろう!」
松「おー、ソイツが降谷みたいなゴリラ並の怪力少女ってか?」
『だから!違うって言ってるでしょ!私は貴方たちのこと知りません!』
あ、これ堂々巡りになるやつだ。嫌だ(泣)そう思っていたら、また新たな事件が起こったらしく、二人は事件現場へと向かった。いやぁ、助かったけど、物騒だなここ。
『じゃあ私はこれで。』
3人との話を強制的に終わらせて、帰路についた。
225人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月兎(プロフ) - (名前)さん» そう言ってくれてありがとうございます。更新の励みになります! (2019年4月24日 17時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 月兎さん» はい!!楽しみにしてます!! (2019年4月24日 16時) (レス) id: 192730a35f (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - (名前)さん» わわっ!ありがとうございます!更新、これからも頑張りますね! (2019年4月24日 15時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - コメントくださいって書いてあったので、コメントしました!!面白いです!再新まってます!! (2019年4月24日 7時) (レス) id: 192730a35f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月兎 | 作成日時:2019年3月14日 18時