あと5日 ページ4
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『最近平和だなぁー。』
「確かに最近特にしんどくなるような任務減ったよなー」
「寧ろ前までが忙しすぎただけでしょう。」
『ま!死ななくて済むからいんだけどねー!』
談話室に座り、三人でたわいのない話をする。
そんな時、ふと彼女は『あ!』と声を上げた。
『七海と灰原はさ、卒業したらどうすんの?』
『やっぱり呪術師やんの?』
「僕はそのつもりかなぁ〜、妹のために強くならないとだし!」
『あ、そっか、妹さんも見えるんだっけ。灰原はいいお兄ちゃんだなぁ〜。七海は?』
「さぁ、特には決めてませんがこの調子なら呪術師でしょうね。」
『ま、だよなぁ〜。』
「そういうAは?どうするんだ?」
『私?私は卒業したら呪術師辞めるよ。一般企業に就職して素敵な人と結婚する!』
「やっぱり辞めるんだ?寂しくなるなぁー。」
寂しそうにAに抱き着く灰原。その背中をぽんぽんと優しく撫でるA。
「まだ私達二年生なんですからまだまだ先でしょう。まだ遊ぶ時間も合同任務もあるんですからそこまで寂しがらなくてもいいんじゃないですか。」
ポロッと口から漏れた言葉に二人は目を丸くしてこっちを見た。慌てて顔を逸らし口を塞ぐ。
『七海ー!!いっぱい遊んで思い出作ろうね!』
「七海はやっぱり優しいなー!」
ぎゅっと二人して私を抱き締める。
ちょうど、ここに来た夏油さん達はニヤニヤと笑って「仲良いねー」と茶化してきた。
『私達ズッ友三人衆なんで!』
楽しそうに笑う彼女に自然と笑みがこぼれた。
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森 - はー…泣いた…うわぁぁぁぁ(泣) (2022年2月25日 1時) (レス) @page13 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
不登校 - 面白かったです…。涙目になりながら見てました。なんか最初から謎に悲しい感じ?がしてて、短いのに凄く満足がいく終わり方でした。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年4月8日 2時) (レス) id: b82930c744 (このIDを非表示/違反報告)
conny(プロフ) - 泣いちゃいました…。素敵な作品をありがとうございます。 (2021年3月25日 1時) (レス) id: 712cd20bd6 (このIDを非表示/違反報告)
MiO(プロフ) - じんわり、、、、( ; ; ) (2021年2月15日 3時) (レス) id: 2121e4080a (このIDを非表示/違反報告)
Chloe(プロフ) - 笑って「お疲れ様」って言われれば絶対ナナミンでも泣くと信じて疑わない作者です。 (2021年2月12日 22時) (レス) id: d32e84793c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Chloe | 作成日時:2021年2月1日 0時