【呪術廻戦】死にたくない彼女が死ぬまで

あと6日 ページ3

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今日は、Aが朝から元気だった。
話を聞くと夏油さん達と合同任務らしい。

『夏油せんぱーい！五条せんぱーい！』

元気いっぱいに手を振る彼女。前から歩いてくる二人もその声に気付いたのか小さくてを振った。

『今日も死にたくないのでよろしくお願いしまーす！』

「俺らがいる時点でお前が死ぬことはねぇよ。」

「サポートするから頑張ろうね、Aちゃん。」

五条さんはAの頭をわしゃわしゃと犬のように撫でる。その横で優しく笑いかける夏油さん。彼女の人当たりの良さを実感する。

「Aのことよろしくお願いします、夏油さん、五条さん。」

「七海は此奴の親か何かなの？」

『！ 七海ママー！A、頑張るねっ！』

ケラケラと笑う五条さんとそれに便乗してふざけるA。やっぱり何処か似ていると心底思った。

「ほら、七海ママにいってきますしようか、Aちゃん。」

「夏油さんまで乗らないでください。貴方だけはこっちだと信じてたのに。」

「ははっ、悪いね。」

『七海ママー！！いってきま…痛い痛い！！』

イラッとして彼女の頭を掴んで握る。

『うぅー、任務前から頭が痛い。』

「自業自得です。」

『…七海、いってきます！今日も死なずに生きて帰ってくるから、帰ってきたら灰原と三人でゲームしようね！』


手を大きく振り、歩き出す彼女の背中を見えなくなるまで見送った。

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