【呪術廻戦】自分らしくいたかった彼女の話 (ページ4)

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醜い私と優しい後輩ページ4

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任務終わり、構内で自動販売機で飲み物を買う。
日陰のベンチを探していると七海がいた。

『七海じゃん。なんか久しぶりだね。』

「…お久しぶりです、東雲さん。」

『隣失礼するよ。』

「東雲さん、少し痩せました？」

『まぁね、任務忙しいし。』

「五条さんと夏油さんに並ぶ優秀な呪術師ですし仕方ないかも知れませんが少しは休んだらどうですか。」

『出来たら苦労してないって。』

缶コーヒーのタブを開け飲む。
そして一拍置いて口を開く。

『七海は私のことどう思ってる？』

「…急になんですか。」

眉間に皺を寄せ訝しげにこちらを見る七海に笑みがこぼれる。

『ごめん、なんでもない！』

持っていた缶コーヒーを飲み干し空になった缶を捨てる。

『ね、七海。』

「今度はなんですか。」

『七海は自分の心に嘘つかないでね。』

そう言った私の表情はどんなんだったかな。
七海は何も言わずにただ私を見た。

こんな先輩でごめんね、七海。

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