自傷と自証

自証 8 ページ9

「合宿か…」


影山「A合宿初めてだったな」


「飛雄は部活入ってたから合宿とかした事あるんだったよね」


影山「まぁな」



昼休み



影山「A」


「ん？」

突然呼ばれて振り返る。

影山「お前、友達とか居ねぇの？」

あたりまえじゃんそんなこと

「え？居ないけど」



友達なんて作るのとか時間の無駄だし。それに絶対後で後悔する。



影山「…そうか」


「私は飛雄で充分だよ、そう言う飛雄はどうなの？」

最近の様子を見ていて気になった。

影山「さぁな」


「…そっか」

やっぱり誤魔化される
聞いてみたい、飛雄の本音を。



でも声が出ない。





この瞬間から少しずつ思った。
私は飛雄の傍に居ても良いのかと。



チャイムが鳴った


私は違和感を抱きながらも授業に参加した。



多分、本当の後悔をしてしまった気がした。

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