自傷と自証

自証 43 ページ45

いつもの様に授業を受け、問題を解き今日はその繰り返しだった。

ここ最近、女子達の様子がおかしい気がする。


私は別に女子なんてどうでもいいし、興味無い。

どうせ悪口とか言うだけの集団なんだし。いても私が気まずいだけだしね。


ちょうど廊下を何となく歩いていると女子の声が聞こえてきだした。


「そう言えばさぁ、浅木さんと話したことある？」

「なんかあの人おかしくない？w」

「話したことないって言うか話したくないよねw」


だから嫌なんだよ


「…………」


私は無言で教室の方へ戻って行った。



教室には飛雄も誰もいない。
私独りだけだった。


やっぱり独りは気楽で良いや


そして自分の席にうつ伏せる。





何も見たくない。
何も考えたくない。




あぁ、まただ。また自分を傷付けたくなる。


生憎、カッターは持って来てなく
親指の爪を少しかじっていた






今日の部活、休もうかな…


こんなに落ち込んでたら皆を心配させてしまうし


「なんか…もう嫌だなぁ…」







月島「…………」







清水「うん、分かった」

「すいません」


結局、部活には行かなかった

廊下、月島君に会った



月島「部活…行かないの」

「うん……頑張ってね」


そのまま、顔も見ずに月島君の横を通り過ぎた。


私は何を考えていたんだ…最初から分かっていたことじゃないか。



何を勘違いしていたんだろう。





友達？仲間？親友？



そんなの元からいないじゃないか



そうか




私はただ忘れたかったんだ

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