自傷と自証

自証 33 過去 1 ページ35

放課後、私は帰る準備をしていた

黒野「アンタ、ちょっとついて来な」

「………」

あぁ…まただ。
今日もまた1つコイツに感情を殺される。


連れて来られたのは体育館倉庫。
強引に押されて尻餅をついてしまった。

「…痛っ……⁈」

足元に私より大きな男子の足が私の目に入っていた。

そのまま男子の脚が私の腹に直撃した。

「ゔぐぁ……っカハッ…ゲボ」

味わったことの無い痛みと衝撃が私を襲った。
私は満足に頭を働かせる事が出来ず、ただうずくまって痛みに耐えるしかなかった。

男「うわ、まじコイツ弱っw」

黒野「仕方ないよ、所詮何も出来ないんだから」

不気味な笑みで蹴られ続ける私を見る。

「はぁ…はぁ…っカハッ…」

ガマン…がまん…我慢

「ゔぐぁ…‼ゴホッ…ゲホッ……」

我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢

その後も数分間私は暴力を振るわれた。

男「そろそろ部活始まるから戻ろうぜ」

黒野「そうね」

2人はそのまま何事も無かったかのように戻って行った。

「はぁ…はぁ…ぅびぐっ」

やっと終わった…
けど足が全く動かない。よく見てみれば痣があちこちに出来ていた。

どうしよう…このまま部活生が来たら……

足音が倉庫に向かって来るのが聞こえた。

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