自証 3 ページ4
「ただいまぁ…って誰もいないか」
確か今日から父さんは出張だった。
私は迷うこと無く自室へと向かった。
早速机に向き合い勉強しようとしたが全く頭に入ってこない、いつもは集中できるはずなのに…
「…はぁ………ッ………⁈」
その時部活の時に感じた胸苦しさが襲いかかるように迫ってきた。
「……ッ」
こうなったらもう抑えられない。
私は引き出しに隠しておいたカッターを取り出した。
カチチチ
刃を出して腕に当てて、そのまま少しずつ引いた。
「………………」
赤い線から少しずつ紅い液体が溢れ出してきた。
こうすれば落ち着く、と言うよりもこうしないと落ち着かない。
「はぁ……」
またやってしまった。
罪悪感はないけど、また隠さなきゃいけないと言う後悔を感じた。傷が治るには5日くらいはかかる。
ティッシュを腕に当てて血を拭いた。
ピンポーン
ヤバい、誰か来た
私は椅子に掛けていたパーカーを着て玄関に向かった。
「…はい」
及川「ヤッホー☆Aちゃん久し振りぃ〜」
「あ…あの、どちら様ですか?」
及川「酷いよ、及川さんのこと忘れちゃったのぉ?」
「覚えてますよ…で何の用ですか?」
及川「寄ってみただけ…っていうのは嘘で今日泊まらせてくれない?」
何か聞きたくない言葉が聞こえた気がした
「あ…あの、excuse me?」
念の為に英語で確認してみた。
及川「だから今日泊まらせて?」
確認したくもなかった…
「何でですか?他の学校の女子じゃなくて同じ学校の女子にすればいいじゃないですか」
及川「だって家って言ってもAの家しか分からないんだもん」
「……今回だけですよ」
仕方なく家にあげる事にした。
次から次へと………何なのだか。
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マリサ - 続きがとても気になります!応援してるので、更新頑張ってください! (2016年6月18日 14時) (レス) id: b24f531907 (このIDを非表示/違反報告)
Li-berolove - 飛雄ちゃーん!かっこいい&かわいい!これからも、頑張ってください! (2016年5月7日 17時) (レス) id: 6d9e8e9667 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹 - 面白いですねー!めっちゃ面白いです!これなら毎日読めますね!!!!! (2016年4月11日 0時) (レス) id: 5720d674d9 (このIDを非表示/違反報告)
香なな - すごく面白いです! 更新頑張ってください! (2016年4月10日 16時) (レス) id: beea7ec337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜見 | 作成日時:2016年2月17日 7時