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iw「阿部、いなかったところは後で
もう一回やるから、
とりあえず続きからやるよ」
「おっけい」
照の声にできるだけ明るく返事をして鏡に向き直る。
iw「…てか、平気？」
「なにが？」
iw「顔色、悪いけど」
「全然平気だよ」
その言葉を受け流すスキルも
随分と上がった気がする。
めめに血を飲ませるようになってから、
その言葉は定期的に投げられた。
彼が血を欲しがる頻度はだんだん短くなっていて、
最初は月に一度、少量で済んでいたのに、
今は半月に一度。それすらも持たなくなってきている。
量も日に日に増えていき、
吸血衝動に身を任せて、
半ば襲われるみたいな日もある。
めめは、どこまでそれを覚えていて、
自覚しているんだろうか。
首筋の傷がちくりと痛む。
昨日は理性は保っていたとはいえ、
半ば強引に、無理な体勢から歯を突き立てられたせいか、
普段よりも傷が痛む。
吸われている時にはほとんど痛みを感じない分、
冷静になったあと、
その傷が、そのことを思い出させるように
じくじくと痛みを主張してくる。
mm「痛い？」
無意識にその傷跡をいじっていた俺に、
目黒が声をかけてきた。
そんな彼の首筋にも、
昨日俺が仕返しにと吸い付いた跡が生々しく残っているのだけど、
お互いハイネックの稽古着を着ているから、
メンバーに悟られることはない。
「ううん、」
mm「嘘」
洋服の上から、
めめの大きな手が傷に触れた。
またチクリと痛んで、
一瞬身体が強張る。
mm「今日、やっぱり行くから」
「いいのに」
吸血衝動で血走った目をしていた目黒からは信じられないくらい、
優しくて温かい目をしている。
目黒蓮は、そういう男だ。
吸血鬼ではなく、
優しくて逞しい人間。
そんな目黒だから、
その言葉を信じたし、自分の血を差し出そうと思った。
fk「はーい、そこ。
いちゃいちゃしない」
「してない！」
ふっかのツッコミにみんながケタケタ笑った。
俺もこの関係を悟られないように、
その言葉に乗っかって笑ってみせる。
めめはやっぱり心配顔で俺を見ていた。
俺たちは同じグループのメンバーで
めめの父親がたまたま吸血鬼だっただけで、
俺はただの「餌」で。
たまたま選ばれただけで、
それ以上でも、それ以下でもない。
だからめめも、
もう少しうまくやってよ。
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haryu(プロフ) - パスワードにつきましては、調べればすぐに出てくる簡単なものになりますのであえて明言はしないつもりです…どうしてもの場合は、この界隈で気を付けていることをメッセージ等で教えていただけましたらお伝えするかもですが、とっても簡単なので調べてみてくださいね (2021年7月27日 21時) (
レス) id: 4773123c33 (このIDを非表示/違反報告)
maeson(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいております☆PWの件でメッセージを送りましたので、確認していた抱けると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2021年7月16日 0時) (レス) id: fb509ff87f (このIDを非表示/違反報告)
るあ - すみません（汗）1つ聞きたいのですが、haryu様がパスワードを掛けている作品のパスワードが分からないので答えてもしくはヒントを頂きたいです (2021年7月13日 21時) (レス) id: 6c3c1d460c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haryu
| 作成日時：2021年1月2日 22時
