☆過去のトラウマ☆ ページ23
あれは僕が中2の頃だった。
体育祭
僕のクラスは運動部の奴が多くて
優勝候補となっていた。
僕は運動は一通り出来たし
どれに出ても変わらないと思った。
だけど僕たちは所詮2年で
3年に勝つにはまだ難しかった。
そこで僕の
“特技”
が役にたった。
僕の特技は
“人の弱点を見抜くこと”
この特技の使い方は2つある。
自分のチームの弱点を見つけて
改善する
か
相手のチームの弱点を見つけて
そこを狙う
か。
どちらにしても役にたつと思った。
思った通り
クラスの連中は僕を頼ってきた。
だけどやっぱり
個人的な能力の差とか
技術の差とか
経験の差とか
3年に叶うはずも無くて。
僕たちは結果的に負けた。
クラスの連中にしてみれば
僕の言う通りに動いて負けたんだ。
勝てなかったのは僕のせい。
僕は
クラスの連中から
“いぢめ”
を受けた。
それからだ。
僕は特技を誰にも見せず
裏切られても傷付かないように
他人を信じず
他人と壁を作り
過ごしてきた。
敬語は
他人と壁を作る方法の1つ。
作り笑いは
いつしかホントの笑顔が
作れなくなっただけ。
これが僕の過去。
誰にも話したくない。
話したことなど無い。
僕のトラウマ…
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作者名:月鬼 | 作者ホームページ:http://123
作成日時:2015年1月25日 8時